タイ旅行で格安航空会社を利用するとドンムアン空港に到着する。
今回ドンムアン空港からバスでバンコク市内まで移動するルートをご紹介したい。
ドンムアン空港について
ドンムアン空港はタイのバンコクにある国際空港。
長らくはタイのハブ空港として使われてきたが、スワンナプーム国際空港の営業開始に伴い、LCCの発着をメインとした空港として利用されるようになった。
日本からはLCCのタイ・エアアジアやノックスクート、タイ・ライオン・エアの路線が発着している。
空港内は国際線専用の第1ターミナルと国内線専用の第2ターミナルに分かれており、規模はかなり大きい。
ドンムアン空港からバスで市内へ向かうルート
ドンムアン空港からバンコク市内へバス移動するのは意外と簡単。1つは空港バスを使う方法でもう1つはローカルバスを使う方法。
それぞれご紹介する。
空港バス(Airport Bus)
空港バスは料金が若干高めだが途中停車が少なくスムーズに市内まで移動することが出来る。
ドンムアン空港での乗車場所は国際線ターミナル1到着ロビー6番ゲート外の目の前にあるBTMAと書いてあるバス停か国内線ターミナル2の12番ゲート外の停留所となる。
ルートはA1〜A4の4路線があり、それぞれバンコク市内の主要場所へ向かってくれる。
路線 | 最終目的地 | 主要停車場所(付近含む) | 運行時間 | 料金 |
---|---|---|---|---|
A1 | モーチットバスターミナル | BTSモーチット駅 | 6:50-24:00 (5分間隔) |
30Bhat |
A2 | 戦勝記念塔 | BTSモーチット駅 BTSサパーンクワーイ駅 BTSアーリー駅 BTSサナームパオ駅 |
7:00-23:00 (15分間隔) |
30Bhat |
A3 | ルンピニ公園 | BTSラチャダムリ駅 | 7:00-23:00 (30分間隔) |
50Bhat |
A4 | 王宮前広場 | カオサン通り | 7:00-23:00 (30分間隔) |
50Bhat |
■停留所詳細
時間が合うのならこれに乗るのが手っ取り早い。
ローカルバス
次はローカルバス。
こちらは市民の足として使われているバンコク大量輸送公社(BMTA)の公営バス。この中でドンムアン空港を通る路線がいくつかある。
値段は激安の8バーツ(約30円)からで路線によっては24時間運行も行われている。
路線 | 最終目的地 | 主要停車場所(付近含む) | 運行時間 |
---|---|---|---|
29 | フアランポーン駅 | BTSモーチット駅 BTSサパーンクワーイ駅 BTSアーリー駅 BTSサナームパオ駅 戦勝記念塔 BTS戦勝記念塔駅 BTSパヤータイ駅 BTSラーチャダムリ駅 MBKセンター |
24時間 |
59 | 国立劇場 (カオサン通り) |
BTSパホンヨーティン24駅 BTSモーチット駅 BTSサパーンクワーイ駅 BTSアーリー駅 BTSサナームパオ駅 戦勝記念塔 BTS戦勝記念塔駅 BTSパヤータイ駅 |
24時間 |
504 | ラマ3世橋 | ラーチャプラーロップ駅 セントラル・ワールド BTSラーチャダムリ駅 BTSサラデーン駅 バンコク銀行本店 BTSサパーンタークシン駅 |
5.00-22.00 |
510 | 戦勝記念塔 | BTSモーチット駅 BTSサパーンクワーイ駅 BTSアーリー駅 BTSサナームパオ駅 |
4:00-22:00 |
538 | パヤータイ警察署 | 戦勝記念塔 BTS戦勝記念塔駅 |
5.00-22.00 |
554 | スワンナプーム国際空港 | – | 24時間 |
555 | スワンナプーム国際空港 | – | 6:00-24:00 |
187 | シーパヤー桟橋 | 戦勝記念塔 BTS戦勝記念塔駅 BTSパヤータイ駅 BTSラーチャダムリ駅 MBKセンター |
5.00-22.00 |
具体的な停車場所は次のとおり。
BMTA公式サイトを参考にドンムアン空港を起点として停留所をマッピングしている。
■停留所詳細
※ルートおよび停留所位置は変わっている可能性があるため最新情報は公式ページよりご確認ください
ローカルバスなので市内各所へ移動することが出来る。
例えば国鉄のフアランポーン駅へ行きたければ29番バスに乗ってMBKセンターやサイアム・スクエア付近を経由して向かうことが出来る。またカオサン通りなら59番バスに乗って行くことが出来る。
使えこなせればとても便利。
これらの路線は空港バスとは違ってドンムアン空港での乗車位置が少し分かりづらいため、具体的な場所も説明しておく。
まずは国際線ターミナル到着ロビーについたら目の前に空港直結Amariホテルの案内が出ているのでそこへ向かう。
そのまま奥へ向かうとホテルなのだが右に扉がある。
扉は開けては駄目な雰囲気を出しているが気にせずで開いて外へ出る。
目の前に階段があるのでそこを降りればバス停。
タクシー乗り場にもなっているので深夜便で到着した際にここからタクシーを拾うことも出来る。
バスの乗り方も簡単に説明。
日本と違ってお客さんがいるから親切に止まってくれるということは無いので自分から手を上げてアピールをする。
近くに来たらそのまま乗車。
席に座ると料金回収係の人が来るのでお金を払う。小さな紙切れを渡されるが後で回収される訳ではないので捨てて良い。
バスは様々なグレードがあり運賃もそれに応じて異なる。車体の色で識別は出来る。
車種 | 車体の色 | 運賃 |
---|---|---|
普通車 | クリームレッド | 一律8バーツ |
エクスプレスカー | クリームレッド | 一律10バーツ |
一晩車サービス | クリームレッド | 一律9.50バーツ |
エアコン付き車両 | クリームブルー | 12 14 16 18 20バーツ(距離による)高速道路利用は2バーツ追加 |
エアコン付き車両 | 黄オレンジ | 13 15 17 19 21 23 25バーツ(距離による)高速道路利用は2バーツ追加 |
エアコン付き車両 | 白 | 13 15 17 19 21 23 25バーツ(距離による)高速道路利用は2バーツ追加 |
ガスを使用した空調車両 | 青 | 15 20 25バーツ(距離による)高速道路利用は2バーツ追加 |
一番安いのは赤色のエアコン無しのバス。
床が木になっていてかなり古いがローカルな気分を味わえる。
バスにもキャッシュレス決済が導入されている
今回はまだ試すことが出来なかったが、バンコクのローカルバスにもキャッシュレス決済が導入されている。
日本人であればタッチ決済(Visaのタッチ決済またはMasterコンタクトレス)に対応した日本のクレジットカードまたはデビットカードをそのまま使うことが出来る。
タッチ決済対応カードを登録していればApple PayやGoogle PayもOK。
バスがますます便利になっていく。
■BMTAの案内
今までは余分な小銭が貯まる一方だったのでカードが使えるのはかなり画期的。
次訪れた際にはぜひとも試してみたい。
他、過去書いたタイ関連の記事をまとめて載せておきます。
◯世界中で使えるタイの格安SIM
◯タイでLINE Payを使う
◯ドンムアン空港のプライオリティパスラウンジ
◯バンコクの5つ星ホテルに泊まる
◯タイで銀行口座を開く
◯タイで証券口座を開く①
◯タイで証券口座を開く②
◯タイ企業の株主総会に参加
以上です。