タイの銀行口座開設をパスポートのみでしてきた

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先日、旅行を兼ねてタイへ銀行口座開設をしに行ってきた。

タイ現地に銀行口座があれば長期滞在時や旅行の際に何かと便利になる。いつかタイでのんびり暮らせたらということで手続きをしている。

今回の内容はネット上でも全く情報は出ていないが、あっさりと手続きは済んだ。意外と穴場かもしれない。

※最初にお断り事項

今回は裏ルート的な方法で申し込んでいるため、一般申込でも通用するのかは不明。あくまでも参考程度でお願いします。

あと同時に証券口座も開いているがこちらは別記事でまとめる。

タイの大手銀行は口座開設が厳しくなっている

タイの大手銀行での口座開設は旅行ビザのみだと制約が厳しくなってきている。

かつてはパスポートだけで簡単に開設は可能だったが、現在は書類の取得に日本大使館へ行く必要があったり、無事口座開設が完了してもネットバンキングが使えなかったり、あるいは入出金でATMが利用出来なかったりといろいろ制約があるようだ。

ただ、今回申込みをしたCIMB THAI Bankであれば必要書類は少なく、ネットバンキングやその他制約を受けることなく銀行口座開設が可能。

ぜひご紹介したい。

CIMB THAI Bankについて

CIMB THAI Bankはタイ証券取引所に上場している商業銀行で、マレーシアの大手金融会社CIMBグループのタイ現地法人。

かつてBank Thaiというタイ資本の銀行であったが、2009年にCIMBグループの買収によりマレーシア資本となり、現在の銀行名になった。

■CIMB THAI Bank本店

外国資本の銀行ではあるものの、タイ王国内では第9位の資産規模を誇り、バンコクを中心に92の支店と522のATMを展開している。

他の大手と比べると規模は見劣りはするものの、基本的な銀行サービスを利用する分には問題ないレベル。

裏ルートを使ったCIMB THAI Bankの口座開設

今回手続きにCIMB THAI Bankを選んだ理由は、マレーシア本国のCIMB Bank(Malaysia)にも銀行口座を保有しているから。

このCIMB Bank(Malaysia)では一定額の預入をしていると、Preferredという会員資格が得られ、この会員サービスを使うとタイ・インドネシア・カンボジア・シンガポールのCIMB現地法人の銀行口座開設手続きが事前に行えるようになる。

PreferredのサイトにはRegional Banking Solutionsという項目で事前口座開設手続きについて次のように説明されている。

  • Enjoy the convenience of opening an overseas account before arriving in the country*** and performing over-the-counter cash deposits and withdrawals at participating branches***

CIMB Preferred: Regional Banking Solutionsより

今回の裏ルート的な申し込み手段とはこのPreferredの特典を使った口座開設の申込み方法の事。

今回のケースでは、Preferredの各種手続きで専任担当者によるサポートが受けられるため、まずマレーシアのサポート担当とのやり取りで申請書類を事前に貰い、必要事項記入済の書類をスキャンして、マレーシアの担当者経由でタイ担当者へ送って手続きを開始した。

その後、タイ担当者と直接日程の調整や確認事項のやりとりを行ったのち現地を訪れた。

懸念点や確認事項を直接担当者に聞けるので非常にありがたい。ネット上の情報しかなく、実際に現地へ行ってみないと分からない!というのと違って安心感がある。

CIMB THAI Bankの現地手続き

次は実際に現地で行った手続きについてまとめる。

◯本店の所在地

今回の手続きは事前やりとりをしていた担当者が在籍する本店で行った。

CIMB THAI Bankの本店所在地はパトゥムワン区にあり、BTSのチットロム駅から徒歩7分程の場所にある。

1本道の大通りを歩いていくと大きな本店ビルが見えてくる。分かりやすいので迷わないと思う。

■CIMB THAI Bank本店ビル

■CIMB THAI Bank本店所在地

口座開設自体は支店でも可能かとは思われるが、本店の方が何かと融通が利くはず。

◯必要書類・必要物

CIMB THAI Bankの口座開設手続きに必要な書類・物は次の4点のみ。

  • パスポート
  • 日本の住所が分かるもの(英語表記)
  • 日本の本人確認書類(日本語表記可)
  • タイの携帯電話番号

ビザ関連はパスポートと合法的な滞在が分かる旅行者スタンプのみで問題無し。ワークパーミットや滞在ビザの提示は特に不要。

日本の住所が分かるものは英語表記のものであれば何でも良い。自分の場合はマレーシアの銀行明細書を持っていった。

新生銀行であれば英文住所付きの残高証明書を発行してくれるのでそれが良いかも知れない。

ちなみに住信SBIネット銀行は英文残高証明書をネット上で発行してくれるが、住所記載は無いのでご注意。

日本の本人確認書類は免許証や保険証など日本語の内容で問題なし。現地のルールでコピーを取らなければならないとの事。

タイの携帯番号はネットバンキング設定に必要。現地のプリペイドSIMを購入すれば付いて来るのでそれで問題なし。

◯申し込み

店舗に入ると日本と同じように受付票を発行する機械がある。

口座開設(Account Opening)を選んで受付番号を受け取り、自分の番号になるまで待てば良いのだが、実はPreferred会員であれば専用カウンターで優先的に手続きをすることが出来る。

Preferredの会員証を見せれば別窓口へ連れて行ってもえる。

■Preferredカウンター

人がいっぱいいても順番をすっ飛ばして手続きが出来るので快適。

あとは受付担当者の指示に従って書類に必要事項の記載とサインをしていく。

書類記載後は最低預入額1,000バーツ以上を渡し、通帳を受け取ったら口座開設自体は完了。

◯ネットバンキング

次はネットバンキングの設定。

口座開設が完了すると必要書類に記入したタイの電話番号宛にSMSが送られてくる。

そこにネットバンキング設定用のPINコードが記載されているので、パソコンよりCIMB THAI Bankのネットバンキング(CIMB Clicks)のページへ行き初回登録手続きを行う。

■CIMB Clicks

IDの取得とログイン用パスワードの設定が完了すれば、ネットバンキングが使えるようになる。

◯デビットカード

CIMB THAI Bankでは通帳の発行と合わせてVisaブランドが付いたデビットカードを申し込む事が可能。

口座の種類に応じて通常のデビットカードとPreferred用デビットカードのいずれかになるが、Preferred会員が申し込みをした場合は強制的にPreferred用デビットカードになり、発行までに5営業日程の時間を要する。

今回タイの祝日を考慮せず日程を組んでしまったため、デビットカードの受取には間に合わず、後日日本への送付となってしまった・・。ちゃんと祝日は確認しましょう。

実物が届き次第内容のアップデートをしたいと思う。

一方で通常のデビットカードなら即日発行が可能とのことで、CIMB THAI BankのATMにて6桁の暗証番号を設定し、アクティベートを行えば即日利用は可能になる。

【9月2日更新】

Visaブランド付帯のデビットカードが無事届きました。

これで日本に居ながらでもタイ・バーツ口座から支払いが出来る。

■Preferredデビットカード

CIMB THAI Bankの良いところ・悪いところ(注意事項)

CIMB THAI Bankの手続きで良いところと悪いところ(注意事項)をまとめておく。

◯良いところ

銀行サービスの利用に制約が無い

冒頭に書いたとおり、他の大手銀行では旅行者ビザの口座開設者はネットバンキングが使えなかったり、入出金が銀行窓口のみといったケースがある。

一方で今回のCIMB THAI Bankであればそのような制限は一切なく、インターネットバンキングを含めて利用することが可能。

CIMB ATM Regional Link service

CIMBグループが売りにしているグローバルATMサービス。CIMBの進出先で設置しているCIMBグループのATMを使えば、国を問わずキャッシュカードを使って手数料無料で現地の現金を引き出す事が可能になる。

■CIMBのATM

通常VisaやMasterなどのネットワークを使っても現金を引き出すことは可能なのだが、数%の手数料が発生する。

その一方でCIMBグループの機能を使えばクレジットカードのネットワークを通さず取り引きが行われるため、手数料無しの市場為替レートのままで両替をし、現金を引き出す事が可能になる。

現在このサービスが使える国はマレーシア・シンガポール・タイ・インドネシア・カンボジアで、利用するにはコールセンターへ電話をして初回手続きをする必要がある。

ただ、タイでの利用時のみ10バーツの手数料が発生するのでご注意。(海外発行カードでのATM利用は手数料を徴収するというタイの政策が理由?)

それにしても日本のクレジットカードでキャッシングして両替するより断然お得。

◯悪いところ(注意事項)

海外の携帯電話番号は登録不可

CIMB THAI Bankでは口座振込やその他各種手続き時にSMSでワンタイムパスワードを受領して認証を行う。

ただ、このSMSを受け取るための携帯番号はタイ国内のものに限られている。

従って、日本に居ながらタイの他の口座へお金を振り込んだり、あるいはSMS認証が発生する取り引き(デビットカードの一部ネット利用等)を行う事はできない。

CIMB Bank(Malaysia)であれば、日本の携帯番号が登録でき、日本にて各種手続きが行えるので、そこはCIMB THAI Bankも見習って欲しいところ。

定期預金のネット申込みは不可

これも不可解なのだが、ネットバンキングを使って普通口座から定期預金へ振替をすることができない。

もし定期預金の申し込みをしたければ、都度支店へ出向く必要がある。

とは行ってもタイの定期預金利率は1.5%〜2.0%とあまりよくは無い。

定期預金は利率が3%台もあるマレーシアで運用するのと、タイでの資産運用は株式をメインにするのでそこまで問題は無し。

Preferred用デビットカードの受取

タイ国外での現金引き出しや決済に欠かせないのがデビットカードだが、上でも説明のとおりPreferred用デビットカードの発行には最低5営業日の時間が必要になる。

日本に送ってもらうことも可能ではあるが、現地のATMでアクティベートをしなければ使い物にならないため滞在日数については調整が必要。

自分の場合は、例外的に行員にアクティベート作業を行ってもらい、その後日本まで郵送してもらう予定。

銀行アプリは日本からだとダウンロード制限がある

CIMB THA_ BankはCIMB Clicksというスマホ向けアプリを提供しているが、日本地域からのダウンロードは制限がされている。(Androidアプリのみ確認。iOSは不明)

もしスマホアプリでネットバンキングを使いたいという場合は、Play Storeではなくアプリファイルをどこか別のサイトから直接落としてインストールする必要がある。

セキュリティー面であまり推奨はできない。

タイで銀行口座開設をするメリット

今回タイで銀行口座開設をしたのは、将来タイで外こもり生活が出来るようになった時のためで、現地で生活をするとなると銀行口座が無いと何かと不便ということで先に作っておいた。

またタイに銀行口座を持っていれば、タイでの資産運用の際に配当金を受け取ったり、運用資金の精算に利用する事が出来る。

あるいはタイは今後も旅行で訪れる頻度が高い国であるため、滞在時にお金を引き出したり、余分なお金を預け入れたりと銀行口座を持っていると便利。

タイの銀行口座開設は年々制限が厳しくなっているため、現在自由に口座開設申込ができる銀行・支店は限られている。

そんな中で今回のCIMB THAI Bankはまだあまり知られていない銀行であるため、今回の裏ルート的な申込み以外であっても手続きが行える可能性は無くはない。

気になった方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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コメント

  1. intercontipapa より:

    すっかり全てがロシア的に老朽化し、人は無愛想で、インフラボロボロ、食事も不味いダメリカ連邦のサンクトヨシフグラード(サンノゼ)から帰還し、成田のクラウンプラザで時差ボケをリハビリ中です。

    着々とCIMBのフリークエントカスタマーになられてますな。バン銀は運転免許抜粋証明とホテルの住所で今年の3月はOKでしたよ。ネットバンキングや15万バーツ以上、定期預金はタイ国内の居住証明やら不動産証明が必要だと言われました。楽天銀行から送金しようとしてますがなかなかサービス開始せず進捗が良くないです。

    ちなみに上記の運転免許抜粋証明、ダメリカ連邦のレンタカー屋で日本の運転免許と一緒に出したら有効でした。国際免許は社畜だとなかなか取りに行くのが面倒なので、もし海外で運転される際は一考かと。

    • mdish より:

      お疲れ様です。バンコク銀行は普通に開設OKなのですね。ただ、ネットバンキングはやはり現地の居住証明等が必要なのですね。

      タイの証券口座を開設したので、タイの銀行口座から即時入金ができれば良いのですが、CIMBは対応していないのと、他だとネットバンキングが使えることが条件のようです・・。