コロワイドが大戸屋の経営陣刷新と連結子会社化を計画!株主優待が使えるようになるなら支持!ただし創業家は要らんでしょ

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(追記)

20年6月25日に開催された大戸屋HD定時株主総会においてコロワイドの提案は否決されました。残念・・。

(追記)

20年9月8日コロワイドによる大戸屋の公開買付が成立し子会社化することが決定しました。


2019年10月より外食大手コロワイドは定食屋チェーンを展開する大戸屋ホールディングスの株式を創業家より買い取り同社の筆頭株主となっている。

それ以降、業務提携とM&Aによる事業改善の協議を続けていたのだが両社意見が折り合わずついにコロワイド側が経営陣刷新を求める株主提案を公表するに至った。

株主総会でコロワイドの提案が可決された際には連結子会社化も将来実行されるので個人的に支持したい。

ただし、一部同意できない提案もある。

そもそも大戸屋って?

大戸屋は関東を中心に定食屋チェーンを展開する企業。

■大戸屋

セントラルキッチンを持たず店内調理にこだわった食事を提供しており、当時はお手頃な価格設定ということもあって若者から年配まで幅広い年齢層に支持されてきた。

自分も高校生の頃からお世話になっている。

大戸屋の何が問題なのか?(問題だったのか)

大戸屋は個人店舗で創業しているのだがカリスマ的な創業家会長が全国的なチェーンへと発展させていった企業となる。

その会長が2015年に病気で亡くなってから様々な問題が発生している。

お家騒動

まず起こったのがお家騒動。創業家側は会長の息子を主要ポストに就任させようとしたが、他の経営陣と揉めることとなった。

確かにいくら創業家だからといって後継者教育もしっかり出来ていない状態で途中入社させた25,6歳の若者をいきなり飛び級で幹部にするというのはおかしな話しだと思う。

最終的には会社側が創業家に弔慰金1,000万円と慰労金2億円を支払うという形で身を引いてもらい決着となった。

ちなみにこの時自分は相続税の支払い金ぐらい自分で用意しろよというのが理由でこれらの議案には反対票を投じている。(無意味と分かっていても気持ち的に)

■反対投票

あと第三者委員会による調査報告書を読む限り創業家側は調子乗りすぎ。(どこまで事実かは知らんが)

非上場企業ならまだしも株式公開している会社ならしっかりガバナンスをきかせろよと思う。

その後の経営陣が無能だった・・

お家騒動が決着しこれから新しい体制で進んでいくと思いきや大戸屋の業績はその後もぱっとしない。むしろ悪化している。

というのも大戸屋は従来より店内での調理にこだわっており、それなりに店舗オペレーションにはコストがかかっている。その一方で人件費の高騰や競合との競争激化などで外食産業を取り巻く環境は以前と大きく変わってきた。

それなのに大戸屋が行った施策はリニューアルと称した単純なメニュー値上げと具材を減らすコストカットだけ。

常連からすると値段は大幅に上がっている一方で具がどんどん小さくなっているのが明らかに分かる状態で、当たり前のように客は離れていった。

■バジルチキンサラダ定食

例えば上記は看板メニューのバジルチキンサラダ定食。

鶏肉数切れとご飯や味噌汁などが付いて税込み940円。たけーよ。

しかも店内調理だから提供までやたら時間がかかる。

創業時からのこだわりを守るのは理解できるが、創業家と決別したのだから少しはセントラルキッチンを導入するなど柔軟な取り組みを行えば良いのにほとんど何もやっていないのと同じと言える。

挙げ句の果てには2019年12月ホールディングス傘下大戸屋社長のテレビ密着取材で根性論だけで店長を詰めるというパワハラまがいの内容が放映され、案の定大炎上するという事態に。(詳しくは”大戸屋 ガイアの夜明けで検索してみてください)

その後、見事社長から平取締役に降格させられるというアホっぷり。

経営陣の無能さが露呈している。

コロワイドが株主提案で経営陣刷新を求める

上記カリスマだった会長がいなくなってからガタガタな大戸屋だがそこに現れたのが外食大手のコロワイド。

コロワイドは居酒屋業界偏重の事業ポートフォリオから脱却を目指しており、過去牛角やかっぱ寿司、フレッシュネスバーガーなど様々な有名ブランドを傘下におさめていっている。

そんな中、2019年10月コロワイドは経営から離れた大戸屋創業家より株式を買い取って同社の筆頭株主となった。

そこからは協業による経営改善を大戸屋側と協議し続けてきたが独自経営にこだわり続ける現大戸屋陣営と意見がまとまらず、2020年4月に経営陣の刷新を株主提案で求めるに至った。

提案の内容としては取締役の過半数をコロワイド側から送り出すというもので、現大戸屋経営陣の一部(現社長と炎上したパワハラ元社長2名)は残るのと社外取締役に創業家長男がまた出てくるというものになった。

これについて個人的な感想としてはプロパーは必要なので現社長とかを残すのはまあ良いとしても創業家がまた出てくるのはちょっとよく分からない。

「創業者の精神を伝えるため」みたいな説明がされているが普通に要らんでしょ。創業家から株を買い取る際に何かあったのかと疑ってしまう。

この部分だけは賛成出来ない。

株主提案が通った後には子会社化され、コロワイドの株主優待が使えるようになる可能性が高い

株主提案が通った後にはコロワイドは連結子会社化をすると発表している。

これによって得られるメリットは非常に大きい。

まずは会社側としては物流網や仕入れ網の共通化と一部セントラルキッチンの活用などでコストカットが可能となり、ゆくゆくは客への還元につながる。

またグループ全体で立地情報を共有することで業態を戦略的に変えていくことができ、また商品開発やマーケティング施策、FC運営や経営管理などのノウハウを結集させることで効率的な経営も可能となる。

コロワイドは現在これらの施策によって得られる利益貢献を6億円程度と見込んでおり、ネットのコロワイド社長インタビュー記事によると各種定食メニューも100円程度値下げが実現可能と主張している。

また株主側メリットとしては業績改善による利益還元のほか、予定されている株主優待の拡充もある。具体的な内容はまだ発表されていないが、かっぱ寿司を買収した時のようにコロワイドグループ共通の株主優待制度導入は十分に期待できる。

コロワイドの優待が大戸屋で使えたら最強。

コロワイドの株主提案は一部を除いて賛成投票します

今回の発表を受けて6月開催予定の大戸屋ホールディングス定時株主総会ではコロワイドの株主提案に賛成投票をする予定。

ただし、創業家の取締就任には断固反対。

皆さんも議決権投票用紙が来た際にはぜひ内容を確認のうえ権利行使してみてください。

以上です。







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コメント

  1. なんちゃん より:

    初めまして。なかなか面白い考察ですね。
    先日、アンケートのお礼で500円の株主優待券が1枚送付されてきました。
    大戸屋のIRによると、アンケートはコロワイド側が相談もなしに実施したとあるのですが、
    大戸屋側の協力なしで、今の時期に優待券を2万枚近くどうやって調達したんですかね?
    大戸屋内部にスパイがいるのかな。

  2. なんちゃん より:

    すみません、勘違いでした。
    アンケートは大戸屋サイドとコロワイドサイドの両方で実施してます。
    500円の株主優待券は大戸屋サイドのアンケートのお礼でした。
    コロワイドからは3000ポイントのお礼が来るらしいです。

    • mdish より:

      コメントありがとうございます。大戸屋でもアンケートやってたのですね・・。見逃してました。コロワイドの方は回答しました。