IB証券から米ドルを日本の銀行へ送金してそのまま米ドルで利用する。ソニー銀行がかなり使える

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日本でも口座が開けるアメリカのIB証券は月1回の送金手数料が無料になっている。しかも世界中どこへでも。

今回IB証券口座内の米ドル通貨日本の銀行へ送金米ドルのまま利用する方法をご紹介したい。

IB証券について

まずはじめにIB証券について簡単に紹介。

IB証券はアメリカの企業で世界中の金融市場にアクセス可能なインターネット証券になる。取扱商品は株や為替、オプションや債権など非常に充実しており、取引通貨も日本円を含め20種類以上に対応している。

■IB証券の取扱商品

株式、オプション、先物、先物オプション、ETF、ワラント、債仕組み金融商品、SSF、Forex、貴金属(現物)、指数、債券、ファンド、CFD

■IB証券の取扱通貨

米ドル、豪ドル、カナダドル、スイスフラン、人民元、チェココルナ、デンマーククローネ、ユーロ、英ポンド、香港ドル、ハンガリーフォリント、イスラエルシュケル、日本円、メキシコペソ、ノルウェイクローネ、NZドル、ロシアルーブル、スウェーデンクローネ、シンガポールドル、韓国ウォン

世界中の銀行へ月1回無料で送金できる

IB証券は複数の通貨に対応しており外貨のまま口座内に保持するができる。

またIB証券では外貨をそのまま世界各国の銀行口座へ送金することが可能で、送金手数料は月1回まで無料となっている。

実際の手続き画面はこんな感じ。

■送金通貨の選択

■送金先銀行の検索(タイのケース)

■送金先銀行の選択(タイのケース)

日本の証券口座でも外貨を取扱ところは多いが、外貨のまま海外の銀行へ送金できる会社は存在しない。

米ドルの送金であればソニー銀行が最強!

IB証券に口座開設している人で米国株の取引をやっている人は多いと思うが、その一方で米国の銀行口座を持っている人は少ないと思われる。

そんな人にオススメしたいのがソニー銀行。

理由は次の2点。

・ソニー銀行の手数料が完全無料
・米ドルのままカード決済が可能

それぞれ説明したい。

①ソニー銀行の手数料が完全無料

まずは手数料について。

先程IB証券では送金手数料が月1回は無料と紹介をしたが、実はIB証券以外に受取銀行が独自に手数料(被仕向送金手数料・リフティングチャージ)を徴収したり、中継銀行で処理費用が発生したりする。

そんな中ソニー銀行であれば受取手数料も中継手数料も完全に0円で米ドルの送金が可能になっている。

これは有り難い。

②米ドルのままカード決済が可能

次に米ドル建てのカード決済について。

着金した外貨は外貨預金口座に入金されるのだが、ソニー銀行では外貨口座から直接引き落とされるデビットカードSony Bank WALLETが提供されている。

これを使えば米ドルでのカード決済が可能になる。

■Sony Bank WALLET

デビットカードはご存知のとおり、口座内資金の範囲内でカード決済が可能になるサービスであるが、Sony Bank WALLETは日本で日本円決済をすれば日本円口座の残高から引き落とされ、アメリカで米ドル決済をすれば米ドル外貨預金口座からそのまま米ドルが引き落とされる。

万が一ドル残高が足りなくなった場合でも日本円口座から不足分が引き落とされるので便利。

決済はホテル予約サイトやネット通販での利用にも対応しており、例えば日本のagodaでも決済通貨を変更し、米ドルで支払いをすることもできる。

■米ドルで宿予約

これでIB証券から送金した米ドルをそのまま使うことができる。

ソニー銀行への送金手順

実際にIB証券の口座からソニー銀行の米ドル外貨口座へ送金した際の流れをご紹介。

まずはIB証券の出金画面下記を選択/入力する。

  • 通貨   :米国ドル
  • 送金手段 :銀行ワイヤ送金
  • 資金送金先:銀行
  • 銀行の住所:日本
  • SWIFT/BIC:SNYBJPJT
  • 中継銀行 :JPMORGAN CHASE BANK

■入力内容

中継銀行はデフォルトでJPモルガン・チェース銀行(CHASUS33XXX)がセットされるがこれで問題無い。ソニー銀行が別で指定する三菱UFJ銀行(BOTKJPJT)を設定してもエラーになる。

内容を確認したら送金。今回は1USDをテストで送った。

■1ドル送金

次にソニー銀行側の確認。

米ドル口座を開いていなければ口座開設の手続きを求められるが、既に開設済みであれば1~2営業日でそのまま着金となる。

■着金

ちなみにマイナンバーが未登録状態だと着金時に登録が求められる。

【参考】SMBC信託銀行ならカード決済に加えて米ドル出金も可能。でも送金手数料がかかる

今回はソニー銀行への送金を紹介したが、実はSMBC信託銀行であれば同社より提供されるデビットカードGLOBAL PASSを使えば米ドルカード決済に加えて現地ATMでの米ドル出金が可能になる。

キャッシュが引き出せればアメリカ本土やハワイへの旅行時に便利になる。

■ソニー銀行とSMBC信託銀行の比較
ソニー銀行 SMBC信託銀行
米ドルカード決済 ○(無料) ○(無料)
米ドルATM出金 ○(有料1.76%) ○(無料)
米ドルATM入金 × ×
米ドル普通預金利率 0.55% 0.01%
米ドル1年定期利率 1.60% 0.60%

そんなことでSMBC信託銀行へも1USDの送金テストをしていたのだが、なんと送金が拒否されて戻ってきてしまっている・・。

■拒否通知

IB証券の通知詳細には着金銀行側で拒否されたと書かれていたのでSMBC信託銀行のコールセンターへ問い合わせたところ、

  • SMBC信託銀行では着金手数料はとらない
  • 中継銀行の三井住友銀行も手数料はとらない
  • 上記より送金処理時に別中継銀行が手数料不足理由で拒否したのでは?

と説明を受けた。

残念ながら完全0円での送金は無理っぽい。

手数料が発生しても良いので出金可能なSMBC信託銀行へ送金したいという人なら良いかもしれない。(いくら費用がかかるのか不明ではあるが)

お金は自由に使えた方が良い

これは個人的な考えだがお金は自由に使えないとあまり意味がないと思っている。

例えば日本の銀行で外貨預金をしたとしても外貨のまま引き出せないのでこれでは”預金”の意味がない。証券口座も同じで、いくら米ドルで投資をして米ドルで利益を得たとしても、日本円に戻さないと日常生活で利用出来ないのであれば外貨投資の魅力は減ってしまう。

そんな中、世界中の銀行へ外貨のまま出金を可能としているIB証券はかなり素晴らしいサービスを提供している。

日本の金融機関もこういった画期的なサービスを導入していってほしいが、たぶん金融機関のお偉いさん達は頭が硬いのでやらないのと、そもそも日本は各種規制が多すぎるというので無理。残念です。

最後にSony Bank WALLETとSMBC信託銀行の米ドル出金について別記事にまとめているので紹介しておく。

○Sony Bank WALLETについて

ソニー銀行が発行するデビットカードのSony Bank WALLETは、カード利用額の最大2%がキャッシュバックされる特典が付いている。 ...

○SMBC信託銀行の米ドルキャッシュカード

SMBC信託銀行は米ドルキャッシュカードを使ってドル通貨の出金ができる。 グアムやハワイなどアメリカの領土であればどこでも引き出してす...

以上です。

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