すかいらーくより配当金約1万円と株主優待の食事券1.8万円分を貰った。
すかいらーくと言えば「ガスト」のイメージかもしれないが、実は様々なファミレスを運営している。
ザ・キングオブファミレス。
ぜひ紹介したい
配当・優待実績
◯保有数:500株
◯配当入金:10,554円(NISA+特定)
◯株主優待:500円券×36枚
ファミレスのすかいらーくとガスト
すかいらーくはファミレスチェーンを運営する大手外食企業。
かつてはひばりマークで有名なファミリーレストラン「すかいらーく」を日本のファミレス最多数規模で運営をしていたのだが、バブル崩壊後に業績が悪化し、1990年代前半から2006年にかけて低価格商品を主力とするファミレスの「ガスト」へと業態を変えていった。
そんなことで今でもガストは日本のファミレス店舗数で最多を誇り、「すかいらーく=ガスト」というイメージを持つ人が多いと思われる。
■ガスト
※すかいらーくホームページより
「すかいらーく」の店舗は無くなってしまったが、現在もひばりマークはコーポレートロゴとして残っている。
すかいらーくが運営するレストラン・カフェ
すかいらーくはガストやジョナサンなどの有名ファミレスの他に、グループ会社を通して様々なジャンルの店舗を運営している。その数は全都道府県に約3,000店!
それぞれの店舗数は次のとおり。
まずは主力ブランドを運営する㈱すかいらーくレストランツの店舗。
ブランド | ジャンル | 店舗数 |
---|---|---|
ガスト | 洋食 | 1,367店 |
バーミヤン | 中華 | 332店 |
ジョナサン | 洋食 | 301店 |
夢庵 | 和食 | 194店 |
ステーキガスト | ステーキ&ハンバーグ | 137店 |
グラッチェガーデンズ | イタリアン | 71店 |
藍屋 | 和食 | 47店 |
Sガスト | 洋食 | 28店 |
魚屋路 | 寿司 | 24店 |
chawan | 和食 | 17店 |
とんから亭 | とんかつ | 14店 |
ゆめあん食堂 | 和食 | 5店 |
その他 | – | 23店 |
ガストの1,367店がぶっちぎりの多さ。
参考までに吉野家の国内店舗数を見ると現時点で1,200店とのこと。牛丼屋よりガストの方が多い。
次はしゃぶしゃぶ専門店やビュッフェレストラン、カフェなどを運営する子会社のニラックス㈱の運営店舗。
ブランド | ジャンル | 店舗数 |
---|---|---|
フェスタガーデン | バイキング | 14店 |
パパゲーノ | バイキング | 11店 |
しゃぶ葉 | しゃぶしゃぶ | 182店 |
グランチャイナ | バイキング | 2店 |
その他ブッフェ | バイキング | 63店 |
La Ohana | ハワイアン | 2店 |
むさしの森珈琲 | カフェ | 19店 |
その他 | – | 12店 |
しゃぶ葉が182店舗と最多。
食べ放題はコスパ最強なのでここもお気に入り。
前に書いたレポは下記↓
○しゃぶ葉
そしてすかいらーくは中期経営計画で「顧客ニーズに合致し、実験・検証された新ブランドによる出店」を施策の1つに掲げている。
そのような中、ニラックスが比較的新しく開発したブランド「むさしの森珈琲」や「La Ohana」は顧客ニーズに十分応えられているとして出店拡大を進めようとしている。
■出店拡大計画
個人的に2ブランドともかなり好きな店なので今後を期待している。
○むさしの森珈琲
○La Ohana
ちなみにニラックスはフードコートの運営も手がけており、有名所であれば大江戸温泉内のいくつかの店舗は同社が運営をしている。
最後はその他子会社が運営する店舗。
ブランド | ジャンル | 店舗数 |
---|---|---|
トマト&オニオン | ハンバーグ | 56店 |
じゅうじゅうカルビ | 焼肉 | 69店 |
フロプレステージュ | 洋菓子 | 112店 |
これらの店舗はすみません。全く知りません。
すかいらーくの業績
次はすかいらーくの業績について。
まずはホームページに掲載された業績を見る。
13年12月期 | 14年12月期 | 15年12月期 | 16年12月期 | 17年12月期 | |
---|---|---|---|---|---|
売上収益 (百万円) | 332,484 | 340,002 | 351,146 | 354,513 | 359,445 |
売上総利益 (百万円) | 232,242 | 237,795 | 244,675 | 248,055 | 251,152 |
売上総利益率 (%) | 69.9 | 69.9 | 69.7 | 70 | 69.9 |
営業利益 (百万円) | 22,563 | 21,642 | 27,806 | 31,249 | 28,103 |
税引前利益 (百万円) | 11,800 | 16,767 | 24,717 | 28,952 | 25,515 |
当期利益 (百万円) | 7,097 | 9,479 | 15,120 | 18,216 | 16,926 |
1株当たり当期利益 (円) | 37.29 | 49.57 | 77.79 | 93.57 | 86 |
営業利益率 (%) | 6.8% | 6.4% | 7.9% | 8.8% | 7.8% |
17年通期の結果を踏まえてメディアやネット上でいろいろ言われてはいるが、まあそんな悲観する必要はないのでは?と思っている。
というのも前年比で利益は落ちているものの、最終的に売上高に対していくら収益を稼げたかの観点で営業利益率(赤字部分)を見ると、過去数年と比較しても人件費云々が指摘されている割には大きく落ちている訳ではない。
逆に16年度が目立って好調だったという可能性も無くはない。
次に業績説明に書いてある株主優待引当金についてのコメント。
すかいらーくは2017年に優待額を従来の3倍に引き上げており、今回の業績資料ではその事が費用増加の要因として説明されている。
ただ、注目したいのが(2017年度特有のコスト増)“という部分。
株主優待費用については優待発行時点で引当金を計上しており、その後優待券の利用金額相当が引当金より充当されていく。
それが17年度では優待制度の変更を挟んでいるため、16年時点予定額以上の引当金を計画外の「2017年度特有のコスト」と表現している。
優待拡充で費用が増えた事には変わりは無いが、計画外費用の追加は次年度以降基本発生しないため想定からズレる事も今後は無い。
あとは実際に利用された分が確定すれば過剰な引当金も解消される。
以上2点から何が言いたいのかというと、「優待コストの増加が一定の利益を押し下げる要因とはなっているが、基本的な稼ぐ力は衰えておらず、中期経営計画に則り店舗出店を拡大することで今後も継続した成長が見込める」という事。
赤字になっている訳でもないし一言で言えば「楽観視でOK!」 ※ド素人の個人的な見解です
すかいらーくの配当と株主優待
すかいらーくの配当と株主優待について。
16年度 | 17年度 | 18年度 (予想) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1株当たり | 合計 | 1株当たり | 合計 | 1株当たり | 合計 | ||
100 株 | 配当 | 38 | 7,562 | 38 | 7,562 | 38 | 7,562 |
優待 | 20 | 2,000 | 60 | 6,000 | 60 | 6,000 | |
300株 | 配当 | 38 | 11,400 | 38 | 11,400 | 38 | 11,400 |
優待 | 21.7 | 6,500 | 66.7 | 20,000 | 66.7 | 20,000 | |
500株 | 配当 | 38 | 19,000 | 38 | 19,000 | 38 | 19,000 |
優待 | 22.0 | 11,000 | 66.0 | 33,000 | 66.0 | 33,000 | |
1,000株 | 配当 | 38 | 38,000 | 38 | 38,000 | 38 | 38,000 |
優待 | 23.0 | 23,000 | 69.0 | 69,000 | 69.0 | 69,000 |
配当は配当性向40%を基準としておりここ数年は1株38円が続いている。
そして株主優待は保有株別に優待額が変わり、ありがたい事に保有株数が増えると1株当たりの優待額も増える。
すかいらーくは継続保有
中学生の頃から個人的にお世話になっているすかいらーく。
現在株価は低迷しているが、複数の業態を展開する事で幅広い世代に受け入れられているため、今後業績が急激に悪化をすることは無いと思っている。
投資ファンドも居なくなったということでこれからが本番。
現社長も現場出身の生え抜きということで今後より良いファミレス作りが行われる事を期待している。
以上です。
コメント
すっかりコロワイド・クリレスにマクドナルドを加えて、すっかり株主優待四天王になった感すらありますね(笑)。ちなみに今日3/29に新宿での株主総会があります。
自由になったら株主総会巡りを趣味にしたいです