ラーメン山岡家を運営する株式会社丸千代山岡家の紹介。コロナ禍でも黒字確保は強い

ラーメン山岡家を運営する株式会社丸千代山岡家について紹介したい。

同社はジャスダックに上場するラーメンチェーン運営営企業。多くの外食産業が赤字に苦しむ中、独自の店舗経営で今期も黒字を確保する見込み。

強い。

ラーメン山岡家を運営する株式会社丸千代山岡家

株式会社丸千代山岡家丸千代山岡家はラーメン山岡家の運営元企業。

元々は弁当のFC店として昭和55年2月に東京都江戸川区で創業した(有)丸千代商事が源流で、昭和63年9月に競合との競争激化に伴い他業態への参入として茨城県牛久で始めたラーメン山岡家が人気となり、豚骨ベースのラーメンを24時間年中無休で運営する今のスタイルを確立してラーメン店経営の専業企業として成長していった。

その後、ラーメンの本場であり激戦区として知られる札幌で勝負をしたいという創業者の思いのもと、平成4年5月札幌市中央区にすすきの店、 同年12月には南2条店を開店し、平成5年3月には北海道での店舗運営を目的として㈱山岡家を設立して関東の店舗運営を担う(有)丸千代商事との分業体制を構築していった。

そして平成14年になり㈱山岡家による㈱丸千代商事の吸収合併を経て現在の㈱丸千代山岡家へと至っている。

■沿革

• 1980年2月：弁当FC店として(有)丸千代商事創業
• 1988年9月：茨城県牛久にラーメン山岡家を開店
• 1992年5月：札幌進出。すすきの店を開店
• 1992年12月：南2条店を開店
• 1993年3月：札幌市中央区に㈱山岡家を設立。㈱丸千代商事からすすきの店、南2条店を譲受
• 2000年7月：札幌市東区に本社移転
• 2002年2月：㈱丸千代商事を吸収合併し、㈱丸千代山岡家に商号変更
• 2006年2月：ジャスダック証券取引所に上場
• 2009年12月：100店舗達成
• 2017年4月：150店舗達成

ラーメン山岡家はコロナ禍であっても黒字確保見込み

多くの外食企業がコロナにより赤字へ転落する中、ラーメン山岡家の業績は営業利益3.1億円、当期純利益1.8億円の黒字見込みとなっている。

この数字は昨年12月発表の内容となるため、年明けの緊急事態宣言再発出を見込んでいない数字にはなるが、第3四半期業績で既に2.2億円の営業利益を確保しているので上記予想から大きく下がることはないと思われる。

一方で同じくラーメン店一風堂の運営を専業とする力の源ホールディングスの業績を見ると営業利益△10億円と大幅な赤字となっている。

ここまで差が出るのは商業施設への出店を中心とする一風堂とは異なり、ロードサイドへの出店をメインに行っているラーメン山岡家の戦略がうまくいっているのが理由。

またラーメン山岡家が持つコアなファン層も同社を支えている。

ラーメン山岡家の株主優待券到着スケジュールと利用方法

株式会社丸千代山岡家が実施している株主優待はラーメン山岡家を含む自社店舗で使えるラーメン引換券または北海道のお米2~6Kg。

株主優待が届くまでのスケジュールは次のようになっている。

それぞれ権利確定から株主優待券を使ってラーメンを食べるまでの流れを説明する。

①権利獲得

丸千代山岡家の権利確定タイミングは毎年1月末と7月末の年2回。

②株主優待選択はがき返送

次は株主優待内容の選択。

権利獲得後3ヶ月程度経って（4月中または10月中）丸千代山岡家より優待内容の選択はがきが届く。はがきの選択欄にラーメン優待券 or お米のいずれかをチェックして送り返す。

ちなみにIRによると優待券の選択率は75%とのこと。

③優待券到着

はがきを返送してから更に2~3ヶ月後ぐらい（7月下旬と12月中旬）に優待券が届く。有効期限は半年間。

④店舗へ行く

あとは優待券を持って店舗へ行くだけ。

■ラーメン山岡家

株主優待を使う場合は自動券売機ではなくそのまま席に座り優待券を使う旨を店員へ伝える。

■優待券

株主優待で注文できるのはセットメニューを含む全ラーメン。口頭で注文して店員にそのまま優待券を渡せばOK。

期間限定メニューもあってラーメンの種類は豊富

ラーメン山岡家では通年で提供されているレギュラーメニューに加えて、1~2ヶ月間のサイクルで販売される期間限定メニューもある。

内容はラーメン、つけ麺、まぜそばと様々あるので定期的にラーメン山岡家へ通う人でも違う味を楽しむことが出来る。

過去には人気になった期間限定メニューがレギュラー化されたこともある。

ラーメン好きとしてラーメン山岡家には定期的に通っているのでコロナに負けず今後も店舗拡大を頑張ってもらいたい。

最後に店内BGMを流しときます。

以上です。