イートアンドホールディングスより株主優待券が届いた。
同社は大阪王将の運営会社として有名だが、実は複数の店舗を運営しており株主優待も利用ができる。
ご紹介したい。
イートアンドの株主優待内容と到着タイミング
イートアンド の株主優待は年2回実施されており内容は食事券または自社製品提供となっている。
株数 | 2月期末 | 8月中間 |
---|---|---|
100株以上 | 3,000円相当の自社製品or食事券 |
食事券2,000円分
|
500株以上 | 9,000円相当の自社製品or食事券 | |
1,000株以上 | 18,000円相当の自社製品or食事券 |
※2020年優待内容イートアンドホームページより
自社製品を優待として提供する企業は多いが、イートアンドの冷凍食品販売事業は大阪王将を含めた外食事業の売上を超えており同社の主要事業となっている。
株主優待の到着タイミングは選択する商品によって異なるが次のとおり。
■株主優待の到着タイミング
- 2月権利確定:自社製品8月~9月、食事券9月
- 8月権利確定:食事券12月
※2020年10月ホールディングス化が行われたため今後スケジュールは変わる可能性あり。
イートアンドの株主優待券が使えるお店
イートアンドは大阪王将の運営元として有名だが、それ以外にも複数の飲食事業を手掛けている。それぞれ株主優待も使えるのでご紹介したい。
大阪王将
大阪王将は昭和44年創業の中華チェーン。大阪京橋に1号店を出店してから今では全国に店舗を展開するまでに拡大している。
大阪王将はのれんチャイズと呼ぶ独自の加盟店システムを持っており、一般的なFC形態と違って加盟者は店舗独自の運営を行うことができる。そのためお店によっては独自メニューがあったり独自キャンペーンをやっていることもある。
運営元は株式会社大阪王将。
ちなみに餃子の王将と名前が似ているが両社は全く別物。(詳細は後述)
太陽のトマト麺・よってこや
次はイートアンドが運営するラーメン事業の店舗。
太陽のトマト麺は独自ジャンルのトマトラーメンを提供する店舗。女性や中高年にも受け入れられるヘルシーなラーメン店をコンセプトにしている。”トマト”と”ラーメン”と聞くと味の想像がしにくいが、スープパスタ的なイメージを持つと分かりやすい。
個人的にはかなり美味しかった。お店には女性客も多く入っていたので狙い通りに運営出来ていると思う。
一方のよってこやは京都の伝統的な醤油とんこつラーメンをベースにした「鶏ガラとんこつラーメン」のお店。「関東の鶏ガラ」と「九州のとんこつ」を融合させて作った醤油とんこつスープを使用しているためほのかに甘みを感じる。
どちらのラーメン店も株式会社大阪王将が運営している。
Rベイカー・コシニール
次はイートアンドが運営するベーカリーカフェ業態の店舗。
Rベイカーとコシニールはどちらも自家製酵母を使ったパンを提供するベイカリーカフェ。独立した店舗であったり、または商業施設内であったり様々な所に出店している。
運営元は株式会社アールベイカー。
両店舗の違いは正直わからない。
この他にもイートアンドはいくつかの飲食店を運営しており優待券も使えるが店舗数が少ないので省略。
大阪王将と餃子の王将の違い
最後に大阪王将と餃子の王将の違いについて説明する。
大阪王将はイートアンドホールディングス、餃子の王将は王将フードサービスが運営しており両社は全くの別企業。”王将”という名前が共通しているのは「大阪王将」が「餃子の王将」からのれん分けしたのが理由。
当初は”王将”のブランドを共有して使用していたのだが、出店数が増えるにつれて裁判沙汰に発展したこともある。現在は和解をして現在の名称とロゴの形をそれぞれ使い分けるようになった。
大阪王将 | 餃子の王将 | |
---|---|---|
運営元 | イートアンドHD | 王将フードサービス |
上場市場 | 東証一部 | 東証一部 |
本社所在地 | 東京 | 京都 |
本店所在地 | 大阪 | 京都 |
営業開始年 | 1969年 | 1967年 |
店舗数 2020年12月末時点 |
381店舗 |
736店舗 |
売上高 2020年3月期 |
303億円 | 855億円 |
営業利益(率) 2020年3月期 |
8.1億円(2.6%) | 76.9億円(9.0%) |
「餃子の王将」の方が規模が大きい。
以上です。