高配当タバコ銘柄のMOより四半期配当が振り込まれた。
100株保有で金額は米国での源泉徴収をされた後の75.6ドル。ここから更に日本の税金を一旦は支払うことになる。
米国株ブログを読むとどこも似たような内容が長々書かれていることが多いので、ここでは簡潔に紹介する。
この記事の目次
入金実績
今回の配当金は3月権利確定の4月入金分。
1株あたりの配当は0.84ドルで100株保有で合計84ドル。ここからアメリカの源泉徴収税10%分差し引かれて入金は75.7ドルとなった。
日本では更にここから20.315%の税金を払うことになる。
アメリカの税金分は取り戻せるけど高すぎだわ。
MOの権利落ち日と配当支払日
MOの権利確定タイミングは3,6,9,12月で配当支払いは4,7,10,1月に行われる。
例年の配当スケジュールと直近の配当スケジュールを具体的にまとめると次のようになる。
例年の権利落ち日と配当支払日
例年の配当スケジュールは次のとおり。
■第1四半期
権利落ち:3月12日〜24日
配当支払:4月10日〜30日
■第2四半期
権利落ち:6月11日〜14日
配当支払:7月9日〜11日
■第3四半期
権利落ち:9月11日〜14日
配当支払:10月9日〜11日
■第4四半期
権利落ち:12月20日〜24日
配当支払:翌1月9日〜11日
配当支払日は現地における処理日となるため日本の証券口座へ入金されるまでには数日の時差が生じる。
2020年の権利落ち日と配当支払日
2020年配当スケジュールは次ぎのようになる。
■第1四半期
権利落ち:20年3月24日
配当支払:20年4月30日
■第2四半期
権利落ち:20年6月12日
配当支払:20年7月10日
■第3四半期
権利落ち:20年9月14日
配当支払:20年10月9日
■第4四半期
権利落ち:20年12月23日
配当支払:21年1月11日
MOの配当金額推移と増配率と配当性向
MOの人気が高いのは高配当のみならず連続増配株というもの理由にある。ただし配当性向は高いので注意は必要。
配当金額推移と増配率
過去5年の推移を見ると次のようになる。
増配率は支払月ベースで計算している人もいるがここでは決算月ベースになる。
年度 | 支払月 | 配当 | 年間合計 | 増配率 |
---|---|---|---|---|
19年
|
翌1月 | $0.84 |
$3.28
|
+9.33%
|
10月 | $0.84 | |||
7月 | $0.8 | |||
4月 | $0.8 | |||
18年
|
翌1月 | $0.8 |
$3.00
|
+18.11%
|
10月 | $0.8 | |||
7月 | $0.7 | |||
4月 | $0.7 | |||
17年
|
翌1月 | $0.66 |
$2.54
|
+8.55%
|
10月 | $0.66 | |||
7月 | $0.61 | |||
4月 | $0.61 | |||
16年
|
翌1月 | $0.61 |
$2.34
|
+8.33%
|
10月 | $0.61 | |||
7月 | $0.56 | |||
4月 | $0.56 | |||
15年
|
翌1月 | $0.56 |
$2.16
|
+8.00%
|
10月 | $0.56 | |||
7月 | $0.52 | |||
4月 | $0.52 | |||
14年
|
翌1月 | $0.52 |
$2.00
|
+8.70%
|
10月 | $0.52 | |||
7月 | $0.48 | |||
4月 | $0.48 |
インフレ率以上に増配しているので良いと思う。
配当性向
次はMOの配当性向推移。
四半期と通期でまとめている。
ざっくり見ると利益の70%程度を配当に回している状況になるので利益の伸びが見込めなければ増配もいずれは止まってしまう。
年度 | 支払月 | 四半期配当性向 | 年間配当性向 |
---|---|---|---|
19年
|
翌1月 | -85.7% |
-468.6%
|
10月 | -60.4% | ||
7月 | 74.8% | ||
4月 | 133.3% | ||
18年
|
翌1月 | 121.2% |
81.5%
|
10月 | 77.7% | ||
7月 | 70.7% | ||
4月 | 70.0% | ||
17年
|
翌1月 | 25.5% |
47.8%
|
10月 | 68.0% | ||
7月 | 59.2% | ||
4月 | 84.7% | ||
16年
|
翌1月 | 11.6% |
32.1%
|
10月 | 108.9% | ||
7月 | 66.7% | ||
4月 | 90.3% | ||
15年
|
翌1月 | 88.8% |
80.9%
|
10月 | 71.8% | ||
7月 | 70.3% | ||
4月 | 100.0% | ||
14年
|
翌1月 | 83.9% |
78.1%
|
10月 | 73.2% | ||
7月 | 75.0% | ||
4月 | 81.4% |
ちなみに上記の配当性向1株配当÷1株利益(EPS)で計算。2019年度は赤字であったため一部マイナス表記がある。
MOの業績推移
次はMOの業績推移。
年度 | 売上高 | 営業利益 | 当期利益 | 営業利益率 |
---|---|---|---|---|
19年 | $25,110 | $10,326 | -$1,300 | 41.12% |
18年 | $25,364 | $9,115 | $6,955 | 35.94% |
17年 | $25,576 | $9,593 | $10,208 | 37.51% |
16年 | $25,774 | $8,761 | $14,215 | 33.99% |
15年 | $25,434 | $8,361 | $5,231 | 32.87% |
14年 | $24,522 | $7,620 | $5,058 | 31.07% |
2019年度はQ3~Q4で赤字となったがこれは出資先の減損によるもの。営業利益率を見ると年々改善を続けているので稼ぐ力は衰えてはいない。
紙タバコを吸う人は明らかに減っているが、その代わりに電子タバコを吸う人がかなり目立つようになっている。そしてそのほとんどがアルトリア傘下フィリップモリスのiQOSであって、JTのプルームテックは皆無に等しい。
そう考えるとアルトリアはやはり強い。
高配当銘柄だから良いって訳ではない。でも配当が続いて元本回収を見込めるのならアリだよね
高配当銘柄投資は自分もやっているが、株価の伸び率とかを考えると正直微妙というのは実感している。そもそも高配当になっているのは配当の割に株価が低いのが原因であって、株価が上がらないのにはそれなりの理由がある。
ただ、今のように配当利回りが7~8%もある状態であれば、仮に現配当水準が続いたとして10年で投資元本の70~80%が回収可能となり、15年も経てば投資額以上の利益が得られるようになる。
そこまで株価を気にせず保有し続けられるかは人によって違うと思うが、高配当投資は投資手法の1つとしては全然アリだと思っている。
最近の投資トレンドを見ているとある時は「高配当銘柄だ!」と言いながらも株価が冴えない状態が続くと「やはりインデックスETFだ!」とあちこち移り変わりが激しい。
別に投資方針を変えるなと言うわけでは無いが、ネット上のインフルエンサー(やたら本書いたりインタビュー記事に登場したりする人達)に影響されすぎな気がしている。
自分の大事なお金なのでどこの誰かのネット記事を真似して投資先を選ぶのではなくしっかり自分の考えを持って投資した方が良いと思います。
以上です。
ちなみの今回のMOはオプション取引で負けたので、配当をもらいながらプレミアムを稼ぐという作戦に変えたので保有し続けている銘柄となる。
今のところ含み損4万円程で上手く行っていないけど継続します。
◯オプション売り
何事もチャレンジ。