初心者がオプション取引でひたすらショート(売り)を行った結果をまとめる

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今年2月から手元資金200万程度を使って米国株のオプション取引を始めた。

初心者ということで勝手が分かるまではチマチマと試し、現在はキャッシュを積み増して証拠金350万円ちょっとで取引している。

作戦はひたすらオプションを売りまくること。

一旦現状についてまとめたい。

オプション取引の9ヶ月間トータル収益

まずは取引開始から9ヶ月間の確定済トータル収益について。

金額はズバリ$1,601.5(約17.2万円)

月別に見るとこんな感じ。

■月別収益
取引収益 取引手数料 利益(ドル) 利益(円)
19年2月 $24 -$1.38 $22.62 ¥2,494
19年3月 $16 -$2.17 $13.83 ¥1,534
19年4月 $23 -$1.89 $21.11 ¥2,357
19年5月 $63 -$2.85 $60.15 ¥6,612
19年6月 $20 -$1.10 $18.90 ¥2,027
19年7月 $147 -$5.84 $141.16 ¥15,293
19年8月 $583 -$9.25 $573.75 ¥60,681
19年9月 $273 -$8.68 $264.32 ¥28,408
19年10月 $495 -$9.34 $485.66 ¥52,597
合計 $1,644 -$42.51 $1,601.50 ¥172,003

6月に追加資金を投下してから積極的に取引している。

ちなみにこの金額は税引前のもの。

オプション取引には源泉徴収が無いので雑所得として確定申告時に精算を行う。

オプションのショートで得られるプレミアム収益

オプションで得られる収益はいくつかあるが、今回の17万円は全てオプションのショート(売り)で得られたプレミアム収益となる。

これは対象銘柄を一定の価格で買取り or 売渡しすることを保証し、保証料を受け取るというもの。この保証料がプレミアムと呼ばれる。

具体例を挙げると、

  1. 現在価格$100のある銘柄について、取引日から◯◯日間はいくらまで価格が下落しようが必ず$95で買い取るという保証契約を行い、保証料$3を貰う
  2. 現在価格$50のある銘柄について、取引日から◯◯日間はいくらまで価格が値上がりしようが必ず$55で売り渡すという保証契約を行い、保証料$1を貰う

の値下がり時と値上がり時の2パターン。

この保証をする取引がオプション(=売り買いする権利)を”売る”という内容で1.はプットオプションの売却で2.はコールオプションの売却と言う。

オプションのショートで損をするケースは?ショートポジションは危ない?

オプションのショートで損をするケースは上の例で考えれば直感的に分かると思うが、想定していた価格よりも下落または上昇した場合に損失が発生する。

  1. 現在価格$100のある銘柄について、取引日から◯◯日間はいくらまで価格が下落しようが必ず$95で売れるという権利を売ってプレミアム$3を貰う
    →仮に$80まで下がると$12($95-$80+$3)の損失となる
  2. 現在価格$50のある銘柄について、取引日から◯◯日間はいくらまで価格が値上がりしようが必ず$55で買えるという権利を売ってプレミアム$1を貰う
    →仮に$65まで上がると$9($65-$55+$1)の損失となる

オプションを買う側の損失はプレミアム分のみに限定されるが、オプションを売る側は銘柄の価格が制限なく上下するため損失幅も一定とはならない。このことからオプションのショートポジションは損失が無限大に拡大する恐れがあるので危ないと一般的には説明されている。

ただ、実際の損失は株価の範囲内に限られるし、対応策を取れば特に大きなリスクになるわけでも無い。

十分なキャッシュと現物の保有で安心安全なオプション取引を行う戦略

プレミアム狙いのショート取引はキャッシュの範囲または現物保有で取引を行えば借金のリスクは無くなる。

また取引が負けとなった場合でも損失確定をせずに別の収益を得ながらリカバリーを目指すことも可能。

具体的には次のような流れ。

手順①:プットオプション売り

ある銘柄について、一定価格で必ず買い取るという保証契約を行い(プットオプションを売り)プレミアムを貰う。事前に買い取れるだけの手元キャッシュは全額用意しておく。

(分岐1)満期時に価格の下落が起こらなければ、ポジションは自動で解消されて取引は終了する。この場合は手順①を繰り返してプレミアムを得る。

(分岐2)満期時に価格の下落が起これば、権利が行使されて銘柄を買い取ることになる。この場合は手順②へと進む。

手順①の収益:プレミアム

手順②:コールオプション売り

買い取った銘柄について取得価格以上を指定して必ず売り渡すという保証契約を行い(コールオプションを売り)プレミアムを貰う。インカムゲインも同時に狙う。

(分岐1)満期時に価格の上昇が起こらなければ、ポジションは自動で解消されて取引は終了する。この場合は手順②を繰り返してプレミアム or インカムゲインを得る。

(分岐2)満期時に価格の上昇が起これば、権利が行使されて現物を売り渡すことになる。この場合はキャッシュを得て手順①へ戻る。

(分岐3)満期時に価格が更に下落し、ポジションは解消されたものの取得価格以上の指定ではプレミアムがつかなくなる事がある。この場合は手順③へ進む。

手順①の収益:プレミアム、売却益、配当金

手順③:配当目的での現物保有 or 損切り

塩漬け銘柄として配当金を貰いつつ株価の上昇を待つ or 損切りをしてリセットする。仮に株価の上昇が見込めるのであれば手順②へ戻る。

手順③の収益:配当金

実際の取引履歴から上記各パターンがどうなったか見てみる

では実際の取引で上記手順どおりに進めたらどうなったかをまとめる。

まずは手順①プットオプション売りの状況。

■手順①の取引状況
合計件数 38件
満期解消 35件
買取り 3件(手順②へ)

このように始めのプットオプション取引は38件中35件が満期で解消となり、残り3件は価格下落により買取りとなった。

この買い取った3銘柄はT,V,PFEで手順②以降へ進めて次のようになった。

■手順②の取引状況
銘柄
手順① 手順② 手順③ 売却有無
プット コール 売却益 配当
T ¥1,505 ¥3,861 ¥0 ¥0
V ¥8,117 ¥32,527 ¥0 ¥0
PFE ¥5,658 ¥0 ¥0

各銘柄手順①でプットのプレミアムを先に得ているが、株価下落後は手順②にてコール売りへ変えて今度はコールのプレミアムを稼ぎつつ売却タイミングを狙った。

結果的に3件中2件は売却となり、売却益は得られなかったものの同値にてポジションを解消することが出来た。

残り1件PFEについて下落幅が大きく、取得単価でのコール売りは値が付かず現在は含み損5.5万円の塩漬け状態となっている。

配当利回りは3.5%前後あるので、配当狙いで継続保有をしつつ株価が回復するのを待つ。

引き続き勉強します

今のところ初心者でも取り組みやすい方法で行っているが、オプション取引はいろいろと奥が深いので引き続き勉強していく。

ちなみに今回のオプション取引はIB証券で行っている。紹介記事をついでに貼っておく。

◯IB証券の口座開設

知る人ぞ知る証券会社インタラクティブ・ブローカーズ(IB証券)の口座を開いた。 世界中の金融商品に投資ができて、資金も世界各国の銀行口...

以上です。

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