楽天銀行で「ポイントでデビット支払い」なるサービスが始まった。
楽天銀行デビットカードの決済時に楽天ポイントが支払いに使える画期的なサービス。
早速使ってみたのでご紹介したい。
※デビットカードを知らない人は先にこちらをお読みください。
この記事の目次
楽天銀行の「ポイントでデビット支払い」サービスとは?
楽天銀行の「ポイントでデビット支払い」とは楽天デビットカード(JCBとVisa)で決済を行った際に楽天ポイントが支払いに充てられる新サービス。
Visa/JCBに対応したお店でカード決済を行えば、1ポイント=1円として楽天ポイントを支払いに使うことができる。
日本のみならず、海外でのカード利用時にもポイントで支払えるため、世界中のお店で楽天ポイントが使えるようになった言ってもよい。
これはかなり画期的。
楽天銀行デビットカードで「ポイントでデビット支払い」を使う
サービス開始に合わせて早速利用をしたのでご紹介したい。
自分が保有している年会費無料JCBデビットカードでの利用となる。
各ステップに分けて説明する。
◯事前設定
ポイント利用を行うには事前設定が必要となる。手続きはPC/スマホのネットバンクまたは楽天銀行アプリで行える。
まずは楽天銀行へログインをして「カード利用状況・お申込」へ進む。
そうすると「ポイント利用設定」という項目がある。
次へ進むと利用可能ポイント数の案内があるので確認のうえ、下へ行くと利用ポイントの設定画面が出てくる。
最初はポイントを使わない設定になっているので、
- 常に全てのポイントを利用する
- 常に設定したポイントを利用する
のいずれかを選択する。
今回は全額ポイント利用の設定にした。
これで事前設定は完了。あとは店舗で使うだけ。
◯カード利用・明細確認
お店では通常のクレジットカードと同じように「カード払いで」と言えばOK。
今回使った金額は342円。
カードを切って支払いは完了。
精算が終わってから楽天市場のポイント確認画面へ行くと利用金額分が早速差し引かれている。
詳細をクリックすると楽天銀行デビットカードでの利用分と分かるようになっている。
一方で楽天銀行側のページで入出金履歴を見ると利用金額は0円と表示され、全額ポイントで支払われていることが分かる。
非常に良い!
「ポイントでデビット支払い」の利用条件
今回サービスを使ってみて気になった点があったのでそこもまとめる。
◯使えるポイントは「通常ポイント」のみ
「ポイントでデビット支払い」で使えるポイント種別は通常の楽天ポイントのみとなる。
期間限定ポイントや他社から交換したポイントは使えない。
残念…。
自分は先日ANAマイレージを楽天ポイントに交換したのだが、その分は利用対象外となっている。
保有ポイント数は期間限定も含めて4,780ポイントになるが、この内ほとんどがマイレージから交換した分となる。
従って今回のサービスで利用可能なポイント数を確認すると、たった171ポイントのみとなっている。(342円分使ったあとのポイント残数)
この点は留意する必要がある。
◯使えるポイント数は下限と上限がある
使えるポイント数にも条件があり、楽天市場の会員ランクに応じて異なる。
ランク | 下限 | 1回上限 | 1ヶ月上限 |
---|---|---|---|
ダイアモンド会員 | 50P | 50万P | 50万P |
ダイアモンド会員以外 | 50P | 3万P | 10万P |
最低50ポイントからの利用となり、楽天市場ランクがダイヤモンドであれば1回最大50万ポイント、月50万ポイントまで利用出来る。
一方ダイヤモンド以外は最低50ポイントは同じで1回あたりの上限は最大3万ポイント、月上限は10万ポイントまでとなる。
上限超過分は通常のデビットカード利用と同様、残高から引き落とされるので大きな問題にはならないが、一応ここも注意が必要。
楽天銀行は便利でお得なネット銀行
今回はポイント支払いサービスを紹介をしたが、楽天銀行はそのほかの面でも優れている。
この際にご紹介したい。
◯楽天との連携でポイントが使えて貯まる
楽天銀行は楽天グループ企業という事で、楽天会員リンクの設定をすればポイントが使えて貯まるようになる。
・口座振替や銀行振込で貯める
楽天銀行にはハッピープログラムというサービスがあり、口座振替や銀行振込など利用件数に応じて楽天ポイントが貯まるようになる。
・楽天銀行デビットカードの利用で貯める
楽天銀行デビットカードは年会費無料の高還元率カード。
カード利用100円につき1ポイントが貯まり還元率は1%。これは楽天カードと全く同じ条件になる。
クレジットカードを使いたくないという人でもこれなら安心してカード利用ができる。
・楽天カードの引き落とし口座設定で楽天市場が+1%
楽天銀行では楽天カードとも連携をしており、楽天カードの引き落とし口座に設定をしていると楽天市場利用時の獲得ポイントが1%上乗せされる。
使わない手はない。
・銀行振込手数料にポイントが使える
楽天銀行はハッピープログラムのランクに応じて他行振込手数料が一定回数無料になるが、回数を超えて有料となった場合でもポイントを使って手数料を支払う事か出来る。
最近は各銀行で改悪が目立ち、無条件で他行振込が無料になるサービスが減ってきている。
そんな中、ポイントで手数料が払えるのは楽天銀行のみになる。
◯楽天証券との連携で金利が優遇される
楽天銀行は楽天証券とも提携をしており、マネーブリッジという機能で口座を連携させる事ができる。
これで銀行と証券口座間で資金移動が簡単に行えるようになり、さらにはマネーブリッジ登録者限定で金利が優遇される。
◯短期定期預金がある
楽天銀行には短期定期預金のサービスがある。
通常定期預金を組むとなると、1ヶ月〜1年の預け入れ期間が定められるが、楽天銀行であれば、最低7日間から設定できる。
「すぐには使わなくけど万が一の時に手元に残しておきたい」といったお金もこのぐらいの期間であれば安心して預けられる。
引き続きメイン口座として使う
楽天銀行は上で紹介したとおり、かなり便利なネット銀行。
自分は学生時代より使っており、今もメインの銀行にしている。
最近は楽天証券の投信積立で楽天カードが使えてポイントも貯まったり、グループサービスの利用で楽天市場のポイント還元で優遇が受けられたりとポイントを貰えるシーンがかなり増えてきた。
その一方でポイントの利用先となるのはやはり楽天市場や楽天トラベルなどがメインであった。(楽天ポイントカード加盟店も頑張っているがまだまだ)
そんな中、今回の支払いサービスの開始によって世界中で楽天ポイントが使えるようになり、ポイントの価値はより一層増した。
自分のようなポイント古事記にとっては非常に有り難い。
引き続きお世話になりたいと思う。
以上です。
最後にデビットカードを知らない人向けの解説を書いておきます。知っている人は飛ばしてください。
デビットカードとキャッシュカードとクレジットカードの比較
※デビットカードを知らない人向けの解説です。
そもそもデビットカードとはどんなものかを紹介する。
デビットカードとは、キャッシュカードにVisa/Master/JCBといった国際ブランドの決済機能が付いたカードになる。
通常のキャッシュカードと同じくATMの入出金に使えるほか、クレジットカードに対応したお店でカード決済もできる。
支払い方法は1回払いのみで、口座残高の範囲で利用が可能。
また、クレジットカードと違って後払いではなく即時引き落としになる。
その他、細かな部分も含めてデビットカードとキャッシュカードとクレジットカードの機能を比較すると次のようになる。
機能 | デビットカード | キャッシュカード | クレジットカード | |
---|---|---|---|---|
口座入出金
|
国内 | ◯ | ◯ | ✕ |
海外 | ◯(出金のみ) | △(出金のみ) | ✕ | |
カード払い
|
1回払い | ◯(即時払い) | ✕ | ◯(後払い) |
分割払い | ✕ | ✕ | ◯ | |
リボ払い | ✕ | ✕ | ◯ | |
キャッシング | – | ✕ | ✕ | ◯ |
ICチップ | – | ◯ | △ | ◯ |
暗証番号 | – | ◯ | ◯ | ◯ |
有効期限 | – | ◯ | ✕ | ◯ |
支払いに関しては1回払いに限定されるのみで、クレジットカードと機能はほとんど同じ。
Visa/Master/JCBが使えるお店であれば世界中どこでもカード払いができる。
デビットカードを知らなかった人はぜひこの際に申し込みしてはいかがでしょうか?
以上です。
コメント
1週間ほど前にタイで楽天銀行・デビットカードを利用。ポイントでの支払いが確認できて喜んだのもつかの間…。
本日ポイントは返還、残高より引き落としに変わっているじゃありませんか!ポイントならばと考えての利用だったのに、結局残高が減る始末。
問い合わせしたものの、明確な回答は得られず謝る一方。
期待していたサービスだけに残念です。私の中では100%のサービスでは無くなりました。
後から引き落としに変わるっていうのはかなり謎ですね・・。