050IP電話はブラステルの「050 Free」がオススメ!フリーダイヤル0120への通話が可能。使い方をご紹介したい

格安IP電話サービスのブラステル「050 Free」をご紹介したい。

一般的なIP電話と違い「050 Free」なら0120のフリーダイヤルへも通話が可能。

通話料が安く、非常に優れたサービスなのでオススメ。

ブラステルの「050 Free」

ブラステルはインターネット通話サービスなどを提供する通信業者。あまり認知はされていないが創業1996年と歴史は比較的長く知る人ぞ知る企業となっている。

同社が提供するサービスに「050 Free」というプリペイド型のIP電話サービスがある。

050 Freeに申し込むと050から始まる専用の電話番号が貰え、月額固定費は完全無料で発着信に利用することが出来る。

通話は事前にチャージした金額の範囲で行え、通話料は国内通話も国際通話も激安。

従来の携帯電話と比べると非常に優れている。

■050 Free

インターネットを使った電話なので海外旅行時でも、Wi-FiやプリペイドSIMを使ってネットに繋げていればどこでも使える。

非常に便利。

ブラステル「050 Free」の2つのメリット

「050 Free」は他のサービスと比べて多くの優れた面があるが、代表的な2つをピックアップしてご紹介する。

①0120フリーダイヤルへの通話が可能

まず最初は0120のフリーダイヤルへ通話が可能という内容。

一般的に050のIP電話はフリーダイヤルへ繋げる事が出来ず、もし0120へ電話をかけたい場合は有料の市外局番を探してくるしかなかった。

■0120通話不可の例

一方のブラステル050 Freeであれば、特殊な設定をせずに050番号からフリーダイヤルへ通話することが出来る。

使い方は050 Freeアプリを立ち上げ、通話先のフリーダイヤルを入力して発信するだけ。

■フリーダイヤルへの通話

至って簡単。

ブラステルが通信業者ということで0120への接続を裏側でやってくれているらしいが、IP電話から通話が出来るというのは非常に画期的。

②通話料が非常に安い(2020年6月現在)

次は料金が非常に安いという点。

ブラステル050 Freeの通話料は国内電話・国際電話ともに業界トップクラスに安い。

具体的に見ていく。

◯日本国内

まずは日本の料金体系。料金表は次のとおり。

日本国内は固定・携帯電話で料金と課金単位が異なる。

■日本国内(税込み)
通話先 料金 課金単位
固定 8.79円 3分
携帯 19.80円 1分

固定電話宛の場合は3分まで8.79円3分1秒から17.58円と3分単位の課金。

携帯電話宛の場合は1分まで19.80円1分1秒から39.60円と1分単位の課金になる。

大手携帯キャリアと比べてもとても安い。

直近で固定電話宛に利用した際の記録はこちら。

■固定電話宛通話

24分ほどの通話で料金はたった69.12円

※2018年の料金なので今と若干異なります

格安だというのがわかる。

◯海外

次は海外通話の内容。

地域別の主要国宛通話料金をピックアップしてまとめると次のようになる。

■国際通話料金
国・地域 通話先 1分料金
南北アメリカ
アメリカ(本土) 固定・携帯 3.99円
カナダ 固定・携帯 3.99円
メキシコ
固定 8.00円
携帯 21.00円
ブラジル
固定 6.00円
携帯 23.00円
ヨーロッパ
ドイツ
固定 3.99円
携帯 36.00円
フランス
固定 5.00円
携帯 51.00円
イギリス
固定 3.99円
携帯 36.00円
イタリア
固定 3.99円
携帯 41.00円
オセアニア
オーストラリア
固定 3.99円
携帯 22.00円
ニュージーランド
固定 3.99円
携帯 21.00円
ハワイ 固定・携帯 4.33円
グアム 固定・携帯 4.33円
東アジア
韓国
固定 4.33円
携帯 6.50円
中国 固定・携帯 4.33円
香港 固定・携帯 4.33円
台湾
固定 4.33円
携帯 16.00円
東南アジア
タイ 固定・携帯 8.00円
シンガポール 固定・携帯 7.00円
マレーシア
固定 6.00円
携帯 7.00円
ベトナム 固定・携帯 9.00円

海外通話の課金は6秒単位。

仮に1分通話しても上記の例であれば、イタリアの携帯宛が高くて41円となる。

大手キャリアを使った国際通話だと100円/分は余裕で超えるのでいかに安いかが分かる。

アカウントの登録方法

050 Freeのアカウント登録方法を紹介する。

アカウント登録と050番号の取得は純正アプリを使う方法が一番手っ取り早い。

純正アプリ050 freeをインストールすると初期画面が出てくる。

■純正アプリ

初めて使う場合は「新規登録」をタップする。

ブラウザが立ち上がり、ブラステルカードを持っているかと聞かれるので「いいえ」を選択。

■ブラステルカード

このブラステルカードはアカウント取得に必要なID情報などが書かれたカードで、全国のコンビニでも配布されている。

ネットからの手続きであれば不要となる。

次にSMS認証が求められる。

■SMS認証で番号取得

認証が済むとアカウントIDとパスワード、そして個別の050番号が発行される。

■発番

これで手続きは完了。

0120への通話だけであればこの時点で利用は可能。

もし固定電話への通話などに使う場合は残高チャージをする必要がある。

■残高チャージ

チャージはアプリ上で後から行うことも出来る。

注意事項

最後に050 Freeの注意事項・留意事項をまとめたい。

◯有効期限

ブラステル050 Freeで取得した番号はフリーダイヤル宛の通話であれば完全に無料で使うことが出来る。

ただし、1年間チャージをしなかったり、プリペイド残高を使った有料通話が一度も無いと強制解約となる。

通話料が激安なので普段用としても十分使えるため、個人的にはあまり問題は無いと思う。

フリーダイヤルへの通話専用に考えている人は要注意。

◯留守電機能は無し

050 Freeには留守電機能が無い。

インターネットに繋がっている状態であればプッシュ通知で着信を受ける事が出来るのだが、ネット接続がない状態で電話がかかって来ると、着信履歴に残らないばかりか、かけた側は留守電を残すことも出来ない。

ここは非常に残念なポイント。

発信専用に使うのがベストかと。

◯110番や119番への発信は不可

ブラステルに限ったことではないが、IP電話だと110番や119番などの緊急通報が使えないという制約がある。

050番号のみで運用している場合は、万が一の緊急時には周囲の人から電話を借りて通話するか、最寄りの警察署・消防署に直接電話するしかない。

ここは要注意。

IP電話はますます普及すると思う

インターネットを使った格安電話のIP電話サービスだが、個人・法人利用問わず世の中にかなり広まってきている。

ただ、現時点では050番号だけでの運用だと、smsを使った本人認証や上で挙げた110番や119番への緊急通報などで制約は多い。

今はまだ従来の携帯電話番号が主流であるが、将来的にIP電話が一般的になればここらへんも変わると思っている。

今後に期待したい。

以上です。

コメント

  1. ケプラー より:

    >発信専用に使うのがベストかと。

    おっしゃるとおりですね。
    通話料金は一番安いと思います。
    この記事を読んで、私も登録させてもらいました。

    しかし、登録手続きをスマホでやったのですが、一点、途中で行き詰ってしまいました。
    クレジットカードでの前払料金の自動リチャージの項目で、残高が「200円」を切ったら自動リチャージと入力しようとしましたが、スマホから浮上して来るキーボードが数字ばかりで、日本語の「円」を入れるローマ字キーが無いんですよ。
    仕方が無いので、ヘルプデスクに聞いて、PCで入力しました。