タイ株投資で証券会社の推奨銘柄を何も考えずに買ってみた。
今回は不動産会社のオリジン・プロパティー社。
今後どうなるでしょうか。
タイ現地の証券会社を使って株式投資
自分はタイ現地に銀行口座と証券口座を開設して少額ながらも株式投資を行っている。
「わざわざ現地で投資をしなくても日本の証券会社を使えば良いのでは?」と思うかもしれないが、グルーバルニート生活の拠点としてタイで暮らせるようになりたいという夢があるため、タイバーツ通貨で投資が行え、タイバーツ通貨がそのまま出金できる現地金融口座は非常に重要となる。
現在使っているタイの証券会社は2社。そのうちの1社KT ZMICO証券は日本語のサポートも行っているため、取引をしている日本人投資家も多いと思われる。
おすすめの会社。
タイの銘柄レポート
今回のタイ株投資は証券会社の推奨銘柄を何も考えずに買ってみたというもの。
銘柄レポートは上で紹介したKT ZMICO証券が定期的にメールで配信をしているもので、中期投資におすすめの銘柄と長期投資におすすめの銘柄が紹介される。
タイ株となると日本株と違って情報収集が難しいため、証券会社からレポートをしてもらえるのは非常にありがたい。しかもKT ZMICO証券なら文章も日本語。
実際のレポート内容はこんな感じのもの。
かなりポッピーなデザインだが内容はしっかりしている。
今回は上記推奨銘柄の内、中期投資におすすめされているオリジン・プロパティー社(ORIGIN PROPERTY PCL)に注目をした。
オリジン・プロパティー社(レポート内容)
オリジン・プロパティー社はタイの証券取引所に上場する不動産会社会社。
KT ZMICO証券のレポート情報によると同社は4Q17は過去最高の利益を上げており、野村不動産への株式売却が行われたのと、手がける開発プロジェクトが今後も続くとの事で2017年度と2018年度は101%、78%の増収が見込まれている。
一方リスクとしては景気変動と政情不安による不動産販売への影響が挙げられている。
景気が悪くなるのはタイに限ったことではないと思うが、政情については2014年のクーデター以降現在もタイは軍部が政権を掌握しているので今後何が起こるかはわからない。確かに要注意。
投資実績と途中経過
オリジン・プロパティー社への投資実績と現在の評価額は次のとおり。
単価 | 株数 | 総額 | |
---|---|---|---|
投資時 | 21.54THB | 600 | 12,921.67THB |
現在 | 20.20THB | 600 | 12,120.00THB |
評価損益 | ▲801.67THB |
今は評価損状態。
そして円換算した金額は下記。バーツ資金が足りていないため少額投資。
単価 | 株数 | 総額 | |
---|---|---|---|
投資時 | 73.19円 | 600 | 43,904円 |
現在 | 68.63円 | 600 | 41,180円 |
評価損益 | ▲2,724円 |
次にチャートの確認。
購入直後に急落をしており、今は若干リバった状況。
ただ、長期で見れば右肩上がり状態なので、業績も良いとの事だし気長に待とうと思っている。
オリジン・プロパティー社の情報収集
何も調べないで投資をしたとは言え保有をしたら気にはなってしまう。
株購入後に自分でもいろいろ調べてみたのだが、日本のニュースに載っていたのは野村不動産のタイ進出の記事。
タイでコンドミニアム 野村不動産HD
- 2017/8/24 19:59
■野村不動産ホールディングス(HD) 24日、バンコクでタイ不動産大手オリジンと開発するコンドミニアムの発表会見を開いた。9月にも販売を始める。野村不がタイで分譲住宅を展開するのは初めて。
オリジンとジョイントベンチャーを立ち上げ、分譲用コンドミニアムの開発に取り組む。出資比率はオリジンが51%、野村不HDが49%。
オリジンの住宅ブランド「ナイツブリッジ」の名称でバンコク都内の3カ所でコンドミニアムを展開。いずれもバンコクを走る高架鉄道や地下鉄の沿線で、最寄り駅からは徒歩10分以内。総戸数は3カ所合計で2000戸超となる見込みだ。9月16~17日にはバンコクの高級ショッピングモール「サイアム・パラゴン」で販売会を開く。
野村不HDの沓掛英二社長は「オリジンとはサービスアパートやオフィス、商業施設も含めた検討を始めている」と言及。将来はタイでの事業を拡大する方針を示した。同社は2025年までの中期経営計画で、東南アジアを中心に住宅・賃貸事業で3000億円の投資を予定している。
オリジンは09年設立の不動産大手。「ナイツブリッジ」や「ノッティングヒル」などのブランドでコンドミニアムを展開する。16年のコンドミニアム販売額ではバンコク5位の実績を残した。
(バンコク=岸本まりみ)
引用:日経新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXLASDX24H1V_U7A820C1FFE000/)より
野村不動産がタイの分譲住宅事業へ参入し、その際に今回のオリジン・プロパティー社が提携先に選ばれた。
この提携はオリジン・プロパティー社がプロジェクトを担当する子会社株式の49%を野村不動産へ売却し、合弁会社化する形式で行われている。
プロジェクト開始にあたっては野村不動産はバンコクで初めてタワーマンションを作るということで特設ページを公開しており、またオリジン・プロパティー社側でも日本語のページが公開されている。
■野村不動産のプロジェクト案内
※野村不動産ホームーページより
2020年より順次竣工予定との事で今後が楽しみ。
長期保有にしようかと思う
タイ株投資では含み益率が12.5%を超えたら売却するというマイルールを定めている。
ただ、先ほどの事業内容を見る限り今後も同社の売上は伸びて行くだろうから、野村不動産と進めているプロジェクトが完了する2020年までは保有を続けようかとも考えている。
オリジン・プロパティー社の配当利回りは現時点で2.97%と決して高くは無いが株価の伸びは今後かなり期待が出来るはず。
そんなことで一旦は様子を見てみます。(今現在は含み損状態だけど・・)
また今度経過報告をするかもしれない。
コメント
昨日バン銀の海外送金を確認し帰国したのですが、バンコクは全てがスクンビットに一極集中している感がありますよね。「ナイツブリッジ」や「ノッティングヒル」は意識してなかったですが、まだソイ18あたりに西鉄ソラリアやハイアット・リージェンシーなども作っており、もう少しスクンビットバブルは続くのかも知れません。この会社も都心ースワンナプーム、都心ードンムアン間にコンドミニアムを作っているようであれば買いたいです。
バンコクも勢いが凄いです。発展していく一方で物価も上がりつつあるのでその部分はちょっと残念です・・