109シネマズでIMAX 3D映画を株主優待使って鑑賞

109シネマズでは2017年5月から追加料金を払えば株主優待でもIMAXが見れるようになった。

早速東急レクリエーションの株主優待を使ってIMAX 3Dを見てきた。

株主優待利用実績

◯通常鑑賞料:2600円
◯株主優待:−1700円
◯請求:900円

IMAXとは何ぞや?

IMAXとはカナダのIMAX社が開発した新しい映像規格。

通常の映画で使われるフィルムよりもサイズが大きいため、従来と比べてより高画質な映像の投影が可能になっている。

このIMAX規格の映像をデジタル放映(プロジェクター放映)するホールはIMAXデジタルシアターと呼ばれ、今では日本の多くのシネマコンプレックスで採用されている。

また音響に関してもIMAX対応シアターでは専用のサウンドシステムが構築されており、複数のスピーカーの組み合わせでより臨場感が高められるように工夫がされている。

■IMAX
※109シネマズIMAX(http://109cinemas.net/imax/about.html)より

IMAX上映では2Dと3Dの二種類があり3Dでは専用のグラスをかけることで立体な映像を楽しむ事ができる。

このような特別な仕様で上映されるIMAXは従来の鑑賞料金より高い価格が設定されている。

株主優待を使ってIMAX鑑賞

今回使ったのは109シネマズを運営する東急レクリエーションの株主優待。

従来は2D上映のみしか株主優待が使えなかったのだが、2017年5月優待分より追加料金の支払いでIMAXも鑑賞可能になった。

株主優待を使った鑑賞料金は下記。

■株主優待料金・一般料金比較

種別 方式 株主優待 一般
2D 0円 1,800円
3D 400円 2,200円
IMAXデジタル
通常 500円 2,200円
3D 900円 2,600円
IMAX次世代レーザー
通常 700円 2,400円
3D 1,100円 2,800円
4DX
通常 1,200円 2,800円
3D 1,600円 3,200円

※4DXはIMAXとはまた別の上映方式

現在上映しているIMAX映画は「美女と野獣」と「ワイルド・スピード」だけだったので、オッサン一人で見るのに違和感が無い後者を選択。

また、せっかくなのでということで料金の高い方のIMAX3Dを選んだ。IMAXは過去1度だけ見たことがあるのだがIMAX 3Dは初めて。

チケットの購入は自動券売機でOK。

支払方法に株主優待ポイントという隠れ項目があるのでそれを選択して、追加料金はクレジットカードで支払う。

■株主優待利用

3D上映なので入場時に専用グラスが渡される。

■3D上映用グラス
 

画像だと分かりづらいがスクリーンはものすごくデカイ。

■IMAXスクリーン

ワイルド・スピード ICE BREAK

今回鑑賞したIMAX 3D作品はワイルド・スピードICE BREAK。

■ワイルドスピード

※109シネマズ(http://109cinemas.net/imax)より

感想としては、IMAX3Dに関しては3Dだと本当に映像が立体的に見えて最初スゲーってなった。特に酔って気持ち悪くなるということも無いので、好きな人はこれハマると思う。

映画の内容に関してはよく分からなかったが終始どんちゃん騒ぎ。高画質のIMAXでさらに3Dとなるとこういうアクション系が良いね。

シリーズ物ということで名前は聞いたことがあるものの、内容は全然知らないため登場人物の関係が全く分からなかった。予習はすべきだった。

株主優待を使っていると言えでも900円も支払っているので寝ることは無かった。

東急レクリエーション(9631)

今回の109シネマズで使える株主優待は東証2部上場の東急レクリエーションのもの。

ここは単元株保有で年2回合計映画鑑賞18回分の株主優待ポイントが付与される。

■株主優待ポイント
優待 優待 付与月 利用方法
6月権利確定 18P(映画9回分) 11月
2Pで映画鑑賞1回分
12月権利確定 18P(映画9回分) 5月

知名度が低いのと株主優待が使える109シネマズの所在地が限定されているというので、ここ数年の単元株の株価は75万円〜80万円の間で比較的安定している。(権利落ち前後の変動は激しいが)

■チャート

(株)東急レクリエーション【9631】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンスより

渋谷再開発が完了すれば109シネマズが渋谷駅近くにも出来るので、今後の株価上昇にかなり期待している。

投資単位の引下げに関する考え方及び方針に等について

ちなみに東急レクリエーションは2017年3月に「投資単位の引下げに関する考え方及び方針に等について」の適時開示を出した。

これは何かというと、東京証券取引所が定める有価証券上場規程では単元株の直近単価は5万円〜50万円の範囲に収めるよう努めなければならないとしている。(第445条)

(望ましい投資単位の水準への移行及び維持に係る努力等)

第445条

 上場内国株券の発行者は、上場内国株券の投資単位が5万円以上50万円未満となるよう、当該水準への移行及びその維持に努めるものとする。
 追加〔平成21年8月24日〕
引用:有価証券上場規程(東京証券取引所)(http://jpx-gr.info/rule/tosho_regu_201305070007001.html

そしてもしこの規程を超える額になっている企業については事業年度経過後3か月以内に投資単位の引下げに関する開示を出すよう求めている。(第409条)

(投資単位の引下げに関する開示)

第409条

 上場内国株券の発行者は、上場内国株券の最近の投資単位(1単位当たりの価格をいう。以下同じ。)として施行規則で定める価格が50万円以上である場合は、事業年度経過後3か月以内に、第445条に規定する水準へ移行するための当該発行者の投資単位の引下げに関する考え方及び方針等を開示しなければならない。
 一部改正〔平成21年8月24日〕
引用:有価証券上場規程(東京証券取引所)(http://jpx-gr.info/rule/tosho_regu_201305070007001.html

この適時開示は基本的に統一のフォーマットで書かれるのだが、企業によって「流動性は確保されているので引き下げは考えていない」とか「投資単価引き下げについては引き続き慎重に検討していく」とかスタンスは若干異なっている。

自分はこんなルールが有ったとは知らなかったとは知らずに、最初は単元株引き下げの発表か?と一瞬期待をした。

該当企業であればどこも定期的に出している普通の発表だったんだね。残念。

皆さんは知ってました?

気になる人は「投資単位の引下げに関する考え方及び方針に等について」とググってみると良いと思う。同じような文言の開示発表がいっぱい出てくる。