マレーシアの長期滞在ビザ(MM2Hビザ)取得に向けて代理店への申込み手続きを開始した。円安で有利な為替条件となったおかげで、ビザ申請の財産基準が有利になり、当初予定よりも前倒しで手続きが進められている。
MM2Hビザとは
マレーシアのMM2Hビザは現地滞在が10年間認められる長期滞在ビザのことである。国交のある国の国民であれば財産の証明さえすれば年齢制限等なしに取得を出来る。
MM2Hビザ取得後はマレーシアに住まなければならないといった定めもなく、ビザ取得後に日本で生活し続けることが可能だ。ただし、MM2Hビザは永住権の取得ではないので、現地で働くことは出来ない。
MM2Hビザの取得理由
一般的には現役をリタイアした人が安い物価や温暖な気候を求めて取得をするケースが多いビザであるが、自分の場合は完全に投資目的だ。
MM2Hビザを持っていれば現地に銀行口座や証券口座を開設することができる。
通常永住権を持たない人がその国で銀行口座を開くことは難しいが、MM2Hビザのおかげで、マレーシアの高金利を享受することができる。
ちなみにマレーシアの1年定期は現在3.5%台となっており、日本より圧倒的に高金利だ。
また、マレーシアを拠点にさらにASEAN内で幅広いネットワークをもつ銀行を通して、アジア国外へ投資対象も広げることができる。
外貨投資になる以上、為替変動リスクは常にあるものの最悪現地で生活をして現地消化することもできるので、まあ許容範囲だろう。
MM2Hビザ取得条件
度々の紹介しているが改めてビザの申請条件について。マレーシアのMM2Hビザは年齢制限がなく、所得と金融資産の内容で判断される。条件は50歳以上か未満かで異なる。
◯マレーシアビザ申請の条件(50歳未満の場合)
1.手取り月1万リンギット(約29万円)以上の所得証明
2.金融資産50万リンギット(約1450万円)以上の残高証明
3.上記条件で仮承認がおりた後、現地で30万リンギット(約870万円)の預金開設
現状は1〜3の条件を全て満たしているが、金融資産証明が3ヶ月分必要ということで、実際にそれを取り寄せて現地へ書類を提出するのは3〜4月になる予定だ。
スケジュール
ビザ取得の流れは、まずは財産証明等の書類を現地へ送り審査を受けるところから始まる
。これにパスをするとビザ取得にかんする仮承認書類がもらえ、この書類をもって現地で銀行口座開設が行えるようになる。仮承認取得後は6ヶ月以内に現地へ赴き、預託金預け入れや健康診断受診等を経てついに本承認(パスポートへビザ貼り付け)が完了する。
■ビザ取得計画
時期 | アクション |
2015年12月 | エージェント(ビザ申請代行会社)へ相談開始 |
3月 | ビザ申請 |
5月 | 仮承認取得 |
9月 | 現地にて口座開設。本承認取得 |
ビザ取得後は海外所得に関する税務的な申告作業等が増えてしまう部分もあるが、今後のためにもなるのでそこは随時慣れていこうと思う。
学生の頃からずっと興味を持っていた海外ビザ取得実現がついに目前まで来ている。2016年9月がとても楽しみだ。