あおぞら銀行の配当利回りはなぜ高いのか?日本株だけど配当金が年4回もらえる企業

あおぞら銀行は配当利回りが高い金融株。日本企業なのに年4回も配当金がもらえるのでぜひ紹介したい。

あおぞら銀行は年4回配当を実施している

あおぞら銀行の配当実施月は下記4回ある。

■権利確定月と配当金支払い月

  • 6月末確定
    →9月15日払い
  • 9月末確定
    →12月15日払い
  • 12月末確定
    →3月15日払い
  • 3月末確定
    →6月下旬払い

基本的には権利確定3ヶ月後の15日に支払われるが、6月分については株主総会後の下旬に実施となる。

あおぞら銀行の配当実績

あおぞら銀行の配当実績は次のとおり。

第1四半期末

第2四半期末

第3四半期末

期末

年間

2020年3月期

39

39

39

39

156

2021年3月期

30

30

30

34

124

2022年3月期

32

32

40

45

149

2023年3月期

38

38

38

40

154

2024年3月期

38

未定

未定

未定

154(予想)

単元株保有で15,000円程が貰える。利回りベースでは4%を超えている。

質問:あおぞら銀行はなぜ配当利回りが高いのか?回答:業績が微妙で株価が低いから

あおぞら銀行の配当利回りは9月現時点で4%を超える水準となっている。なぜ利回りが高いのかはズバリ、業績が微妙で株価が低いからというのが理由になる。

こちらはアベノミクス真っ只中の2014年9月を起点としたあおぞら銀行とメガバンの株価指数の比較。オレンジ色があおぞら銀行。

当初はメガバンと比較しても順調な伸びを見せており、2016年2月マイナス金利政策導入時も影響は比較的軽微なものだった。ただ、2018年のVIX指数急騰や米中対立、米長期金利上昇などによる複数回の全面株価安で徐々に下がっていき、コロナショックで完全にやられてしまった。

その後2023年の日本株上昇の流れに乗って再度株価は上がり始めたが、あおぞら銀行は有価証券の評価損処理や北米不動産向け融資の引当により大幅な減益となっており、業績好調のメガバンと比較しても戻りはとても弱い。

とは言え株価は年初来高値を更新しているので、高配当銘柄の候補としては今のタイミングなら良いのではないでしょうか。(私は余裕で含み損ですけど・・)

以上です。