最近かなり調子のよい商社株。
その中でも住友商事は現在の株価換算で3%後半の利回りがあり、これは3大商社の中で最も高い数字。
配当実績と過去受け取り金額
今回の入金額はNISA口座の200株分で11,500円。
ここの株は2014年に買っておりその時から配当狙いで保有を続けている。受取額の推移は次のとおり。
受取日 | 入金額 |
2015/06/24 | 5,000円 |
2015/12/01 | 5,000円 |
2016/06/27 | 5,000円 |
2016/12/01 | 5,000円 |
2017/06/26 | 5,000円 |
2017/12/01 | 5,600円 |
2018/06/25 | 6,800円 |
2018/12/03 | 7,400円 |
2019/06/24 | 7,600円 |
2019/12/02 | 9,000円 |
2020/06/22 | 7,000円 |
2020/12/01 | 7,000円 |
2021/06/21 | 7,000円 |
2021/12/01 | 9,000円 |
2022/06/27 | 13,000円 |
2022/12/01 | 11,500円 |
2023/06/26 | 11,500円 |
最初の受け取りから2倍以上の金額に上がっている。
住友商事の株主還元方針
住友商事の配当政策は次のようにアナウンスされている。
- 長期にわたり安定した配当を行うことを基本方針
- 中長期的な利益成長による配当額の増加を目指す
- DOE(株主資本配当率)3.5%~4.5%の範囲内で、連結配当性向30%を目安
- 当期利益実績の30%に相当する部分が上記範囲を超過した場合には、当該超過部分に対する配当あるいは自己株式の取得を柔軟かつ機動的に実施
過去実績からも分かるとおり安定配当を基本方針としており、年度によって大きく増減することはない。また増配は利益成長によるものと定め、DOE3.5%~4.5%/配当性向30%という具体的な数字も定めている。この方針に基づき会社の業績向上と合わせて還元額を増やしている。
一方で直近の資源高の恩恵による利益上昇に伴いDOEレンジを超過した分については23年4月に自己株式買付で還元が行われている。
配当のみならず株価の面でも株主還元を行っている。
3大商社の配当利回り比較
住友商事は3大商社の一つだが、この中で比較すると配当利回りが最も高い。各年度権利確定月の月初株価を基準とした利回りは次のようになる。
住友商事 | 三菱商事 | 三井物産 | ||
---|---|---|---|---|
23年度
|
期末 | 2.46% | 2.17% | 1.82% |
中間 | 3.19% | 1.94% | 2.10% | |
22年度
|
期末 | 3.07% | 1.72% | 1.80% |
中間 | 2.85% | 2.01% | 1.83% | |
21年度
|
期末 | 2.22% | 2.14% | 1.95% |
中間 | 2.78% | 2.67% | 2.22% | |
20年度
|
期末 | 2.82% | 2.97% | 2.66% |
中間 | 2.67% | 2.41% | 2.26% | |
19年度
|
期末 | 2.48% | 2.05% | 2.33% |
中間 | 1.95% | 1.77% | 1.98% | |
平均 | 2.65% | 2.18% | 2.10% |
一方で利回りが高いというのは株価が低いことも意味する。株価成長率を比較するとこちらは残念ながら最も低い水準となる。
住友商事 | 三菱商事 | 三井物産 | |
---|---|---|---|
1年前比 | 164.8% | 173.4% | 184.9% |
2年前比 | 205.6% | 231.2% | 221.4% |
3年前比 | 247.9% | 308.4% | 347.2% |
4年前比 | 187.4% | 246.5% | 315.6% |
5年前比 | 168.1% | 227.5% | 299.6% |
平均 | 194.8% | 237.4% | 273.7% |
それでも5年前と比べて2倍近くに伸びているで十分な上がり幅ではある。
商社株は資源価格高騰により業績が上がっている一方、価格下落時には大きく悪化することもある。今はかなり好調な株価だが、今後どのような推移を辿るか全く予想はつかない。
一方で日本を代表する企業として安心して継続保有はできる。
以上です。