2020年10月横浜みなとみらいにオープンした「お食事処 みなとみらい食堂」へ行ってきた。
バランスのとれた定食をお手頃な価格で提供するお店ということで食事内容には非常に満足した。
ぜひご紹介したい。
お食事処 みなとみらい食堂
みなとみらい食堂はコロワイドグループが運営する定食屋。
横浜のみなとみらいに現在1店舗のみ存在する。
お店のコンセプトは”一汁五菜”という主食と主菜に副菜を4つ組み合わせたバランスの良い食事を提供する定食屋で、メニューの価格帯を600円〜900円台とお手頃な設定にすることで多くの人が気軽に利用してくれるような店舗を目指しているとのこと。
立地は観光エリアの桜木町駅周辺ではなくオフィスが立ち並ぶみなとみらい駅エリアとなるため、主にビジネス客をメインターゲットにしていると思われる。
みなとみらい食堂で昼ごはん
今回訪れたのは遅い昼食の15時ごろ。
この時間でもお客さんはかなり入っていた。
店内の内装は木目調を基本とした落ち着いた雰囲気のもの。
メニューはメイン(魚・肉・丼)と日替わりの副菜4種類、ご飯、味噌汁がセットのワンプレートが基本となっている。
反射して分かりにくいのだが魚料理は800円〜900円台、肉料理は600円〜800円台が中心となっている。
メニュー | 値段 |
---|---|
みなとみらい定食 | 690円 |
ふっくら鯵フライと鶏の唐揚げ卵たっぷりタルタル定食 | 890円 |
まぐろの塩麹レアカツ香味野菜添え定食 | 890円 |
干し鯖と三陸産鮭ハラスの炙り焼き定食 | 890円 |
金目鯛と彩り野菜のだし梅酢餡定食 | 890円 |
縞ホッケの炙り焼き定食 | 940円 |
豚の生生姜焼き定食 | 690円 |
鶏の唐揚げ定食 | 690円 |
豚ロースカツ煮定食 | 790円 |
やわらかトンテキ定食 | 790円 |
生姜もろ味噌で食べる鶏の塩麹焼き定食 | 790円 |
6種類の彩り野菜と豚肉のさっぱり黒酢餡定食 | 790円 |
ひとくち牛ステーキの和風オニオンソース定食 | 890円 |
デミ味噌ソースの煮込みハンバーグ定食 | 890円 |
おぼろ豆腐の四川麻婆定食 | 890円 |
欧風ポークカレー | 640円 |
牛カルビビビンバ丼 | 790円 |
まぐろとアボカドのアヒポキ | 790円 |
漬け鮪とねぎとろの2色丼 | 790円 |
今回は豚肉の黒酢餡定食を選択。
副菜もついて満足のできるボリュームと内容だった。
値段は税込みで790円だが精算は株主優待ポイントでOK。
今後店舗は増えるのか?大戸屋と被るのでどうするのか気になる
コロワイドは2020年11月に定食屋チェーン大戸屋ホールディングスを子会社化している。
○コロワイドによる大戸屋買収
定食屋としてのブランド価値が高い大戸屋を傘下に収めることで、コロワイドが進めるレストラン事業の拡大を一気に広げるというのが買収の狙いなのだが、今回のみなとみらい食堂と大戸屋はジャンルがもろ被りになっている。
そんなことでみなとみらい食堂が今後どうなっていくのか気になるが、可能性としてはこの1店舗のみの運営で多店舗展開が行われないパターンと、価格高めで質重視の大戸屋と価格安めでコスパ重視のみなとみらい食堂に分けるパターンがあるが、個人的には1店舗のみで終わるのではないかと思っている。
というのも、みなとみらい食堂はコロナによって大打撃を受けた居酒屋業態からの転換と目的にテスト的に立ち上げられたブランドとなっており、定食屋ジャンルを広めるために導入された店舗ではないというのが理由。
また大戸屋は店内調理にこだわり続けたため、メニュー価格がどんどん上がってしまったが、コロワイド傘下に入ったことで、今後コストカットが行われていく。そうなると大戸屋とみなとみらい食堂の差別化は一層難しくなってくるので、結局はどちらかに寄せていくのが店舗の運営面においても効率的と考えられる。
上記の観点でみなとみらい食堂の多店舗展開の可能性はあまり無いと思っている。
今は大戸屋でコロワイドグループの株主優待を使うことは出来ないが、将来的には対応すると明言されている。したがってみなとみらい食堂が1店舗だけの運営に留まっても大戸屋があれば個人的には困らない。
ただし、大戸屋とは違う定食をたまには味わうという意味で今後も定期的にみなとみらい食堂にも訪れたいと思っている。
以上です。