世界中の金融商品にアクセスが出来るアメリカのIB証券はパソコン用ツールのTWSがとても使いにくい。
一方でスマホ専用アプリIBKRモバイルは使い勝手が良いのでご紹介したい。
この記事の目次
IB証券とは?
まずはIB証券について簡単に説明。
IB証券はInteractive Brokers LLCというアメリカの証券会社の呼称。IBKRとも呼ばれている。
日本においては国内法人が窓口となってアメリカ現地の口座開設を取り次いでおり、日本に居ながら開けるアメリカの証券会社として利用している人は少なくはない。
アメリカ株の取引であれば日本の証券会社でも十分と思うかもしれないが、IB証券の魅力は商品の品揃えが非常に豊富で1つの口座を使って世界中の取引市場へアクセスが出来るという点にある。しかも手数料が非常に安い。
そんなことで自分は2018年10月に口座開設をして現在も使い続けている。
IB証券のPC用取引ツールTWSは正直使いにくい
IB証券は利用者向けにTWS(トレーダー・ワークステーション)という専用の取引ツールを提供している。
このツールは売買注文以外にも銘柄選定や各種分析、シミュレーションなど非常に多くの機能が備わっているのだが一般ユーザーが使う分には十分過ぎて逆に使いづらくなってしまっている。
かと言ってブラウザ上でログインしても使いやすさは全く変わらない。(というよりTWSよりもっと使い勝手が悪いかも・・)
スマホ用のIBKRモバイルで取引するのが一番!
そんなことで個人的におすすめしたいのがスマホ用アプリのIBKRモバイル。
こちらはTWSと違って基本機能に絞られているので非常に分かりやすい作りとなっている。基本機能と言っても一般ユーザーであれば十分なレベルなので普段使いはこちらで全く問題ない。
※IB証券より
実際のアプリ画面で詳しく紹介していきたいと思う。
IBKRモバイルの実画面
IBKRモバイルの実画面を使ってツールについて紹介していく。
ログイン
IB証券はセキュリティーがしっかりしているためログイン時に事前登録したスマホで認証を行う必要がある。
認証機能はIBKRモバイルに組み込まれているのでIBKRモバイルを使う場合は別アプリは不要でそのままログインすることが出来る。
メニュー一覧
IBKRモバイルのメニュー一覧はサイドバーにある。
この中で多くの人が一番使うのは保有銘柄確認用のポートフォリオだと思う。
ポートフォリオ
ポートフォリオでは保有銘柄の状況や資産残高を確認することが出来る。
表示項目は好みの内容表示にカスタマイズすることも出来る。
ホームページ
ホームページでは資産残高の推移を確認することが出来る。
口座
次の口座メニューでは残高詳細や配当見込みなど口座内の各種情報を確認することが出来る。
注文チケット
IBKRモバイルで取引を行う際には注文チケットまたは検索枠から対象銘柄を選ぶ。
銘柄が表示されると予め指定している商品が選択出来る。(自分の場合は現物株とオプション)
オプション取引では合成ポジションを組んでシミュレーションすることも可能。
IBot
銘柄の詳細画面ではIBOTに質問するという項目がある。
この部分を選択すると企業の詳細を選択式で確認することが出来る。
両替
IBKRモバイルでも通貨を両替することができる。
ポートフォリを画面の残高部分を選択すると「変換」と「残高の両替」が出てくる。
「変換」は別の通貨へ両替することであり、「残高の両替」は外貨を自国基準通貨に全額戻す内容になる。
FXのポジションを持つわけではないのでレートの指定は出来ない。
以上。IBKRモバイルの紹介でした。