週末はだいたい株主優待を使ってモーニングを食べに行く。
今回はいつもと違ったモーニングとして朝7:30から居酒屋へ行き、普通に酒とおつまみを食べた。
意外と良いかも。
この記事の目次
24時間営業の鶏専門居酒屋「鳥良商店」
今回訪れたのは24時間営業の鳥良商店。
同店はクリエイト・レストランツHD傘下のSFP HDが運営会社している鶏専門居酒屋。系列ブランドの「鳥良」を磯丸水産風にした店舗で、24時間営業のカジュアルで訪れやすいお店として関東を中心に展開されている
店内の雰囲気は何となく磯丸水産っぽい。
居酒屋でモーニング(普通のメニューで飲み食いするだけ)
今回お店に着いたのは朝7時半。
始発はとっくに出ているので客は居ないだろと思っていたが案外多い。集団が2グループと個人客一人が食事をしていた。
24時間営業のニーズはやはり一定層あるようだ。
自分はオール明けでもなく普通に朝飯を食べに来だけなのだが、鳥良商店では別に専用のモーニングメニューが用意されている訳ではない。
普通に居酒屋メニューで飲み食いをするだけ。
まず頼んだのはハイボールとうずら味玉。
玉子はニンニク入りの濃い目のタレで味付けされて非常に美味。そこに大葉のさっぱり感も加わって良い。
値段は299円とリーズナブル。
次は鶏くわ焼きを注文。
鳥良商店の名物料理は手羽先唐揚げだが、こちらももおすすめメニューとして紹介されている。
くわ焼きとは肉や野菜にタレを付けて鉄板で焼く料理のことらしく(初めて知った・・)、鳥良商店では様々な部位を焼き上げて柚子胡椒と一緒に食べる。
結構ボリューがあり食べごたえ十分。
筋張った部分は全くなく非常に柔らかくてうまい。
朝っぱらから居酒屋で飯ってのも案外良いかもしれない。
コスパ重視ならランチがおすすめ
今回は朝に行ったが昼の時間にはランチメニューが提供されている。
ボリュームがあるのに値段は1,000円未満とリーズナブル。
■ランチメニュー
- 鶏もも唐揚げおろしポン酢定食790円
- チキン・チキン定食890円
- カツ煮定食890円
- 南蛮ソース定食790円
- ミックスフライ定食790円
- ユーリンチー定食790円
- チキンカツおろしポン酢定食790円
- ソースチキンカツ定食790円
- 味噌カツ定食790円
- ちょっとデカイ シューマイ定食890円
- チキンカツカレー890円
- からあげカレー790円
- 専門店の味!昔ながらの親子丼680円
※2018.6現在
土日も含めて11:00〜14:00にやっているので次回訪れてみたい。
鳥良商店を運営するSFPホールディングス
今回の鳥良商店は最初に紹介したとおり、SFPホールディングスが運営する鶏専門居酒屋のブランド。
同社は創業店舗である手羽先唐揚げ専門店鳥良(鳥良商店の系列ブランド)と海鮮専門店磯丸水産を中心に居酒屋を運営する外食企業。
鶏専門店の運営から始まったSFP HDだが、新たに開発した磯丸水産を駅チカの一等地に24時間営業で展開したことで大ヒットし、業績を順調に伸ばしてきた。
現在は一等地・24時間営業・専門店の成功モデルを他の業態にも適用し、今回の鶏専門店鳥良商店や餃子専門店いち五郎などの新規業態の開発と、新規出店を積極的に進めている。
クリレスHD傘下のSFP HD。株主優待は共通化されていない
SFPホールディングスはクリエイトレストランHDのグループ企業。
個人店舗から始まった同社は、会社組織化されたのちに2010年創業家の事業売却によって投資ファンドの傘下に入っている。その後2013年クリレスHDへ株式譲渡が行われ、以降はクリレスHDグループとして運営されている。
また2014年12月には東証二部に上場を果たしており、クリレスHDグループでありながらも独自経営が行われている。
従って株主優待もクリレスHDとは別に実施されており、優待券はSFP HDの運営店舗のみでしか使えなくなっている。(逆にクリレスHDの優待券はSFP HDの店舗でも使える)
SFP HDの優待内容は店舗で使える食事券。
保有株数毎に優待額は異なり単元株保有だと年8,000円分が貰える。
保有株数 | 2月末権利確定 | 8月末権利確定 |
---|---|---|
100株以上 | 4,000円分 | 4,000円分 |
500株以上 | 10,000円分 | 10,000円分 |
1000株以上 | 20,000円分 | 20,000円分 |
優待券は1,000円単位になっているため、クリレスHDの500円券と比べると使い勝手は若干劣る。
額面は正直どうでも良いが、SFP HDとクリレスHDの株主優待は共通で使えるようになってほしい。
切実に願う。
株主総会に出席していろいろ聞いてきている
実は今年はSFP HDの株主総会に出席をしており、いろいろ話しを聞いてきている。
個人的に気になっていた内容の会社回答を書き出す。
まずは時代と逆行する24時間営業と人手不足について。
24時間営業の効果については同社に限らず個人的に今までかなり懐疑的ではあったのだが、通勤中に通りかかる磯丸水産で、平日朝も必ず何人か客がいるのを確認してニーズがある事は理解をした。また今回鳥良商店へ実際に朝訪れ、客の様子を見ることでもそれは実感出来ている。
とは言え、外食産業では人手不足が深刻で24時間営業は縮小の傾向にある。この事についてやはり株主総会でも質問は出ていた。
それに対して会社の回答としては次のようなものであった。
- 24時間営業により終電を気にしない勤務が可能となり、遠方からの応募がある。
- 人事改革を進めて働きやすい職場作りをを行っている。
2.はやるのは当たり前。1.は果たして本当なのか気にはなるが、働く側のニーズとしてもそういうのがあっても確かにおかしくはない。
次はクリレスHDとの株主優待共通化について。
親子上場でかつ株主優待を実施している企業はコロワイドとアトムやゼンショーHDやココスジャパンのように何社かあり、基本的にグループ共通で株主優待は使えるようになっている。
そんな中SFP HDの場合は共通化がされておらず、クリレスHDグループの店舗で株主優待を使うことは現状できない。
これについて改善を求める声が株主総会中も上がっていた。
この件に関しての回答は次のとおり。
- SFP HDの事をよく知ってもらうためにもSFP HDの店舗で使っていただきたい。
まあクリレスグループは独立経営を基本としているので、この言い分は分からなくはない。
ただ、株主優待の利便性が高まった方が投資する価値は高まると思うので改善はぜひともしてほしい。
その他にもいろいろ質問があったが非常に興味深く聞くことが出来た。
話しがずれたが24H営業と居酒屋モーニングはあり
話しを戻すと24時間営業と居酒屋モーニングはありだと思った。
それは例えば夜勤明けの人が一杯飲んで帰りたいといった場合は、お店が開いて入れば来るだろうし、あるいは普通に週末朝ごはんを外に食べに行くといった場合は、ファミレスだけでなく居酒屋が提供するモーニングを頂くという選択肢があっても別におかしくはない。(鳥良商店ではモーニングメニューはないけど)
そういった意味では従来の運営形態に固執することなく、柔軟な対応がより一層外食産業には求められるようになると思っている。
そんな中でも、SFP HDはクリレスHDと合わせていろいろ工夫していると思うので期待が出来る。
まだまだ成長段階の企業なので引き続き応援をしたい。
以上です。
コメント
– 居酒屋モーニング!面白いですね。私も真似をさせていただきます。
– SFPと優待共通化の件。コロワイドのように牛角以降買い取ったブランドは対象外になってしまうよりは株主としては良いかもしれません(笑)。
コロワイドとアトムのように相互利用が実現化されてほしいです
普通に朝から居酒屋でモーニングって
発想が斬新で好きです。
アジアを中心に口座開設を進めていますが、アメリカなどのと先進国に口座開設とかはされないのですか?
ありがとうございます。もしアメリカ株を始めるとなった場合には三菱UFJ銀行のサービスを使ってユニオンバンクの口座を開こうかなと考えています。
実はよく話題に出していただいているInteractive Brokers証券を運用しています。欧州・シンガポール株+米国株をここでやっていますが、NISA口座をSBIで開いているため年4回しかもアジアより着実に配当が入る米国株はこちらでのまとめ買いにシフトしようとしています。
いいですね。残る課題としては外国税額控除を含めた面倒な確定申告ですね