8月に権利確定した外食企業のクリレスHDとSFPHDの株主優待と配当通知が届いた。
今回が初取得。楽しみに待っていた。
株主優待受領実績
■クリレス
・100株
・優待3000円分
・配当500円
■SFP
・100株
・優待4000円分
・配当1300円
親子関係にあるクリレスとSFP
クリレスはレストランやフードコート経営を行う東証一部上場企業。
積極的なM&Aにより複数業態の事業会社を傘下に持ち、マルチブランド展開による競争力強化を目的に”グループ連邦経営”を推進している。
■グループ連邦経営
※クリエイト・レストランツ・ホールディングスホームページより
SFPもそんなクリレスグループの傘下企業の1社で、クリレスとは親会社と子会社の関係にある。
SFPは創業以来、手羽先専門店と海鮮居酒屋を中心に飲食業を経営しており、2013年にクリレスグループ入りをしたの後、2016年に東証2部に上場をしている。
クリレスとSFPの株主優待内容
クリレスとSFPの株主優待内容は自社グループが運営する店舗で使える食事券。
両社とも2月と8月に権利確定のタイミングがあり、株主優待は6月と11月に送られてくる。
2月権利確定 | 8月権利確定 | 年間 | |
---|---|---|---|
100株以上 | 3,000円分 | 3,000円分 | 6,000円分 |
500株以上 | 6,000円分 | 6,000円分 | 12,000円分 |
1,500株以上 | 15,000円分 | 15,000円分 | 30,000円分 |
4,500株以上 | 30,000円分 | 30,000円分 | 60,000円分 |
両社とも保有株数に応じた優待を実施している。
2月権利確定 | 8月権利確定 | 年間 | |
---|---|---|---|
100株以上 | 4,000円分 | 4,000円分 | 8,000円分 |
500株以上 | 10,000円分 | 10,000円分 | 20,000円分 |
1,000株以上 | 20,000円分 | 20,000円分 | 40,000円分 |
今回届いたのは8月権利確定分で11月上旬にまずはクリレス分が到着し、そして中旬にSFP分が届いた。
株主優待券はクリレスが500円券でSFPは1000円券。使い勝手はクリレスの方が良い。
SFPの株主優待は利用可能店舗に制限あり
クリレスグループが展開するブランドは2017年2月時点200以上になり、店舗数は全国で857店舗もある。
クリレスの株主優待はグループ運営分も含めて、基本全ブランドで利用可能になっている。
一方でSFPの株主優待利用可能店舗は同社が運営する磯丸水産や鳥良などのブランドに限定されている。
クリレスの優待はSFPブランドでも使えるが、SFPの優待は他のクリレスブランドでは使えないので注意が必要。
とは言っても磯丸水産などの有名ブランドで株主優待が使えるのと、SFP単体でも餃子専門店の新規展開などブランド拡充を積極的に進めているので、優待内容としては十分魅力的。
投資単価あたりの配当・優待利回り比較
クリレスとSFPの投資単価当りの利回り(2017.11.17時点)を比較すると、両者とも5%を超える水準になる。
クリレス | SFP | |
---|---|---|
投資単価 | 120,500 | 194,800 |
配当 | 1,000 | 2,600 |
株主優待 | 6,000 | 8,000 |
配当利回り | 0.8% | 1.3% |
優待利回り | 5.0% | 4.1% |
合計利回り | 5.8% | 5.4% |
ただ、保有株数を増やした場合の利回りは著しく低下する。
理由は両社の優待制度が保有株数に比例して優待額が増える内容になっていないため。
クリレス | SFP | |
---|---|---|
投資単価 | 602,500 | 974,800 |
配当 | 5,000 | 13,000 |
株主優待 | 12,000 | 20,000 |
配当利回り | 0.8% | 1.3% |
優待利回り | 2.0% | 2.1% |
合計利回り | 2.8% | 3.4% |
従って、株主優待を多く貰いたいが、投資効率も高めたいという場合は、クリレス単元株とSFP単元株を組み合わせて保有するのがベストになる。
クリレス+SFP (200株) |
クリレス (500株) |
SFP (500株) |
|
---|---|---|---|
投資単価 | 315,300 | 602,500 | 974,800 |
配当 | 3,600 | 5,000 | 13,000 |
株主優待 | 14,000 | 12,000 | 20,000 |
配当利回り | 1.1% | 0.8% | 1.3% |
優待利回り | 4.4% | 2.0% | 2.1% |
合計利回り | 5.6% | 2.8% | 3.4% |
このように保有株数別の株主優待実施企業の多くは単元株の投資効率が最も高くなっている。
ここは投資株数に応じて高い優待が得られるようになってほしいところ。
投資効率はいったん無視
今回のクリレスとSFPは今年の8月に100株ずつ購入したのだが、その後クリレスは500株に買い増しをしている。
これは持論ではあるが、高い株主優待還元を行っている銘柄は個人投資家の間でも目がつきやすく、優待利回り換算での利率が良い状態である限り、購入候補に加える投資家は多いと思っている。
そして購入者が増えたことで株価が上がると、今度は逆に利回りは下がり、購入検討者も減って株価の上昇幅は縮小していく。
結局は利回りの高い所に人が集まり、妥当な水準になるまで株価は上がり続ける(利回りは下がり続ける)というのが個人的な考え。
現在クリレスHDの株価は単元株保有で6%近くも合計利回りがあるので、まだまだ株価上昇の余地は十分ある状態だと思う。
場合によっては更に1000株買い増しをして、1500株にすることも検討したい。
コメント
クリレスはかつてのコロワイドのような爆上げはまだない感じですね。先にライザップのが来てる感じ。
まさにおっしゃるとおりですね。逆にライザップは凄いですよね。この勢いぐらいの株を当ててみたいです。