ランシステム(3326)より株主優待が届いた。
内容は自社運営のマンガ喫茶「スペースクリエイト自遊空間」で使える割引券1万円分。
株主優待はジェフグルメカードやQUOカードも選べるのだが、自分はいつもマンガ喫茶の割引券を選択している。
マンガ喫茶自遊空間を運営するランシステム
株式会社ランシステムはマンガ喫茶「スペースクリエイト自遊空間」の運営を中核事業とするジャスダック上場企業。
自遊空間は全国単位でFC・直営展開をしていて、系列店舗も含めるとその数は全国で196店になる。
これは業界No1の店舗数とのこと。
■店舗数
郊外立地型の大型店舗を運営するケースもあるが、主要都市圏内なら基本駅近店舗になっているので何かと便利。
マンガ喫茶でもネットカフェでもなく”複合カフェ”
一般的にマンガ喫茶やネットカフェと聞いて思い浮かぶのはネガティブなイメージだと思う。
■一般的なイメージ
- 薄暗い店内
- 狭い個室にリクライニングチェアとPC
- 至る所にマンガ棚
ただ、ランシステムでは自遊空間をマンガ喫茶でもネットカフェでもなく、”複合カフェ”と呼んでいて(この記事内では便宜上マンガ喫茶と表記しているが)、イメージされるようなネガティブさには程遠い施設にしている。
これはあらゆる利用者の時間消費ニーズを満たす業態をイメージしており、各種要望に応えられるよう、従来型とは異なる設備が店舗によって備え付けられている。
■従来とは異なる複合カフェの設備
- 従来型設備(マンガ・個室PC)
- ビリヤード
- ダーツ
- 卓球
- カラオケ
- ファミリールーム
実際に店舗に訪れてみると分かるが、学生や若者の利用客が多く、暗いイメージはあまりない。
■ビリヤード設備
■ダーツ設備
■ファミリールーム
※自遊空間浜松萩丘店より
個人的には”ネットカフェ難民”という造語を作ってネガティブなイメージを広めたマスメディアに対し、日本複合カフェ協会は厳重な抗議をすべきだと思っている。(wikipediaを見ると既に抗議はしているようだが、まだメディアに使われている)
ランシステムの株主優待
ランシステムはレジャー系としては唯一マンガ喫茶で使える割引券を提供している。(自分調べ)
保有株数別に優待額は異なるが、単元株100株保有で年間3000円分の割引券が貰える。
保有数 | 自遊空間500円券 |
---|---|
100株以上 | 3,000円相当(6枚) |
300株以上 | 5,000円相当(10枚 ) |
500株以上 | 10,000円相当(20枚) |
株主優待はこの他にもジェフグルメカードまたはクオカードも選択できるようにしていて、近くに店舗が無い株主にも配慮がされている。
権利確定は年1回6月で、株主総会開催月に優待内容の選択ハガキが届くので、それを返送すると11月上旬には届く。
自分は500株を約80万円程で買っているので、今回は1万円分の割引券が送られてきている。
ちなみに配当はここ数年間無配・・。
ランシステムの今後に期待している
ランシステムの業績は微妙だが、新たなビジネスへ積極的にチャレンジしている。
最近では札幌と京都でマンガ喫茶一体型のカプセルホテルの営業を開始したり、店舗運営のノウハウを活かして学童保育型施設の運営を始めたりしている。
学童保育事業については2015年に1号店を開設してから、現時点で関東にて8店舗を運営するまでに広がっている。
またコミカプについては訪日客の利用を想定して通訳サービスを開始したり、決済手段にビットコインを取り入れたりと様々な取り組みを行っている。
駅近くに店舗を構えるマンガ喫茶とカプセルホテルの相性はかなり良いと思っている。法的な制約があるのかもしれないが今後がかなり期待できる。
時代のニーズに合わせて積極的に事業を展開するスタンスは良いと思っているので、個人的にはこれからもランシステムを応援していく。
あとは復配の方をどうにかできれば最高。(政府主導のカジノ構想に上手く乗っかり、一気に業績がアップしないかなと思っている)
以上です。
コメント
最近転職活動で休職し、仮面社畜をしているため、マンガ喫茶優待はかなり良いですね!
92000円くらいで3000円分の自遊空間優待券が貰える高優待利回り。いい情報ありがとうございます。
転職活動中なのですね。ちょっとしたPC作業や休憩には最適かもしれません。
ランシステムは珍しい漫画喫茶優待ですが、流動性が低いのでクロス取引も含めて注意が必要かもしれません。