(追記)
現在、CIMB銀行で口座開設を行う際に現地賃貸契約書等の提示が求めれる場合があるようです。最新の情報は代理店または銀行総合窓口へ確認するようお願いいたします。
マレーシア大手CIMB銀行の各種手続について。
自分はマレーシアの長期滞在ビザMM2H取得時に、CIMB銀行で口座開設をしている。
今回、日本でも問題なくCIMBのサービスが使えるように、各種設定方法をご紹介する。
この記事の目次
マレーシアの銀行定期預金の金利は3%台!
まずはマレーシアで口座を持っている理由について。
自分がマレーシアで銀行口座を開設している理由はずばり投資目的。
新興国であるマレーシアは、銀行の定期預金金利が3%台もあり、日本の銀行定期預の平均的な利率0.02%と比べるとその差は100倍以上。
例えば100万円を預けたとして、日本であれば利息はたった200円だが、マレーシアであれば3万円ももらえてしまう。
こんなにも差があるのならマレーシアで預金をした方が良いだろうということで、MM2Hというマレーシアの長期滞在ビザを11月に取得のうえ、銀行口座を開設した。
現在、31万リンギット(約775万円相当)を定期預金に入れて年利3.65%で運用している。
これだけで、定期預金利息がなんと年間28万円相当ももらえてしまう。
マレーシアでは利息に対する課税はないのだが、日本在住ということで自分は日本へ税金を払うことになる。それでも手元に20万円以上も残る。
マレーシアの銀行サービスを日本で使う
自分は投資目的でマレーシアのMM2Hを取得し、銀行口座開設をしているが、今後特にマレーシアで生活するわけでは無いので、日本でネットバンキングやデビットカードが利用出来るようにする必要がある。
マレーシア現地で事前に設定が必要な場合がほとんどなので自分がやった手続をまとめる。
CIMB銀行のネットバンキング
CIMB銀行は口座開設者であれば、誰でもCIMB Clicksというネットバンキングが利用出来る。
全部の機能を使えるようにするには、マレーシア滞在時にある程度準備が必要。
①口座開設とデビットカード(キャッシュカード)取得
マレーシアで銀行口座の開設をすると、その場でデビットカードがもらえる。
一般的にマレーシアではキャッシュカードだけというのはなく、ほとんどがデビットカード機能が付いた一体型タイプ。
②ATMでデビットカード(キャッシュカード)のPIN設定と電話番号設定
デビットカードを受領したら、すぐにATMで暗証番号と電話番号の設定を行う。
暗証番号は日本と違って6桁で設定が求められる。
そして、電話番号登録は、SMSがすぐに受信できるマレーシアの携帯電話番号が必要。
これは、マレーシアでは、各種銀行取り引きにて、本人確認のためのワンタイムパスワードを携帯番号宛に送るというのが主流のため。
初回手続き後、アプリ上でワンタイム番号を発番する設定が行えるが、最初設定のため一時的にマレーシアの電話番号が必要。
これらの設定は全てATMで行うが、マレーシアのATMは出金用(ATM)・入金用(Deposit)・小切手用(Cheque Deposit)の3種類に分かれているので要注意。
一つのATMで何でも出来てしまう日本とは違うので最初は戸惑う。
今回ATMでデビットカードの暗証番号設定と電話番号登録は、出金用(ATM)のATM機器で行う。
③オンラインバンキングCIMB Clicksの登録
暗証番号設定と電話番号設定が終わったらネットにてオンラインバンキングCIMB Clicksの手続を行う。
手続の際に、事前に登録したマレーシアの携帯番号でTAC(transaction authorization code)認証を行う。
認証時に登録済の携帯番号へSMSが配信され、中に6桁のワンタイムパスが記載されている。
この番号をネット上で入力すれば認証ok。これで、ネットバンキング手続自体は完了。
④スマホアプリでTAC認証設定
③でネットバンキングの手続は完了するが、マレーシアに携帯が無いとTAC認証ができない。
従って、日本帰国時でも問題なく使えるように、スマホアプリのTAC認証設定を行う必要がある。
まずは、CIMB Clicksのスマホ用アプリをダウンロード。
CIMB Clicksアプリはスマホ用のネットバンキングアプリだが、同時にTAC on Mobileという、TAC認証をアプリ上で行う機能が付いている。
設定は、真ん中のTAC on Mobileを選択し、CIMB ClicksのID入力など指示に従って入力をする。
その後、TACをアプリで行うためのTAC認証がSMSで登録済携帯番号宛に送られる。
認証が完了すれば、以後はスマホ上でTAC認証が可能になる。
これでマレーシアの携帯が無くてもTAC認証が出来る。
※他のスマホでアプリをインストールし直すと携帯でのTAC認証が再度必要になるので要注意。
また、もし日本の携帯番号を登録したいのであれば、ネットでは手続出来ないため、CIMBのコールセンターへ電話する必要がある。
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(後日追記)
Tac on mobileのサービスは2017/6/9で終了しました。各種手続きをするには、日本でSMSを受け取れるようにしておく必要があります。
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デビットカードの海外利用制限解除
ネットバンキング設定が終われば、次はデビットカードの海外利用制限解除。
CIMB銀行のデビットカードはセキュリティの観点で、マレーシア国外の取り引きが初期設定で不可になっている。
このままでは、定期預金の利子をATMから現金で引き出したり、デビット機能を使った支払いが日本では出来ないので、制限解除を行う必要がある。
■制限解除手順
- SettingよりCard Servicesを選択
- Overseas Spending & Withdrawalを選択
- Pearmanentを選択
これで設定完了。もし、セキュリティが気になる人は普段はDeactivatedにしておいて、お金を引き出すときのみ有効にするのもあり。
デビットカード払いについて、早速試しに日本で使ってみた。
精算は問題なく出来たのでok。
実際に使ったのは11/12だが、精算は遅れて11/16。これはお店側の問題?
ただ、利用額自体は口座から仮押さえされていたので、特に普段利用では問題ない。
海外で稼いで日本で使う
物価の違いに着目し、日本のお金を海外で使うというのはよく見るが、今回は海外で稼いでもらうお金を日本で使うという内容。
この時に、わざわざ現金をATMから出金しなくても精算ができるカードはやはり便利。
今回はデビットカードであったが、来月にはクレジットカードが届く。こちらもいろいろ試してみたいと思う。
コメント
こんばんは!
私は65歳で主人とイポーでロングステイ中の者です!
貴ブログによりいろいろと勉強しています。
このCIMBデピットカードを日本で利用したとの記事を見て
私も海外利用制限解除をして利用してみたいと思います。
利用するにあたり一つ教えてください。
マレーシアのカード暗証番号は6桁ですが日本では4桁の暗証番号を通常
使用しますが、どのようにされたのか教えてくださいませんか?
私は現在九州の自宅へ1月間の帰国中です。
よろしく回答をお願いします。
コメントありがとうございます。
残念ながら私の場合は過去支払い時に暗証番号入力を求められたケースがありませんでした。(恐らく金額が少額であったため)
ただ、日本のATMで出金を試した際は6桁入力が必要でしたので、もしデビットカード払いで暗証番号入力が求められた場合も、同じ6桁入力になるかと思います。
よろしくお願いいたします。