ANAホールディングスより株主限定のANA旅行積立プランの案内が来る。
年利は前回同様に8%で、今回は10万円以上(2口以上)の申し込みで+1,000円分がプレゼントされる特典が追加されている。
この記事の目次
ANA旅行積立とは?
ANA旅行積立とはANAセールス㈱が提供する旅行積立サービスで、現金を一定期間預け入れると、現金相当の旅行券+利息分の旅行券が貰える。
銀行定期預金の旅行券版で、元本と利子が全て旅行券で返ってくるようなもの。
支払い方法は元本相当を一括で振り込むか、あるいは元本相当になるまで毎月分割で積み立てていく2パターンがある。
毎月積立の支払いパターンは、積み立て分に対して利率が付くので、一括支払いと比べると利子分の受取は総額で少なくなってしまうのでここは要注意。
支払い方法は基本的には銀行口座振替だが、ANAカードのみカード払いが認められている。
ANA旅行券の使いみち
ANA積立は満期になると元金+利子相当のANA旅行券が自宅に届く。有効期限は5年間と結構長い。
ANA旅行券は航空券(国内線・国際線)の他にも、ANA旅行ツアーやANAグループのホテルで利用可能。
自分は前回、国内線航空券と国際線航空券で使ってみている。
国内線であれば、ANAの50%オフ株主優待と併用が可能でネットから申し込みが可能で、せっかくなのでプレミアムクラスで使ってみている。
そして国際線購入は、こちらもせっかくなのでということで試したが、ネットが使えないのでかなり面倒。(後述)
その他では、個人的にはインターコンチネンタルホテルで使えるので気になる。(ホテル内の料理屋でも使えるとのこと)
株主限定のANA旅行積立プラン
今回案内が来ているのが本題の株主限定のANA旅行積立プラン。
告知は昨年よりオープンした株主専用サイトで行われている。
内容は通常プラン最大年利換算5%のところ、株主限定で8%になるというもので、積立期間は通常プランの6ヶ月以上違い、このプランでは3ヶ月の固定期間となっている。
年利8%相当とはとても高い数字のように思えるが、ここで注意が必要なのは期間が3ヶ月限定なので、実質的に得られる利回りは2%のみ。
また、今回は10万円以上の預け入れ者限定で、追加特典として1,000円分が貰える。この場合は実利3.02%になる。
株主限定コースと一般コースの違いとと最優良条件での実利の違いは下記の比較表でまとめた。
株主限定プラン | 一般向けプラン | ||
---|---|---|---|
預入期間 | 3ヶ月固定 | 6ヶ月以上 | |
最低預入額 | 5万円以上 | 5万円以上 | |
年利相当 | 固定8% | 最大5% | |
追加特典 | 1,000円分 (10万円以上預入時) |
– | |
積立例
(10万円積立) |
預入期間 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
現金支払額 | 98,040円 | 97,561円 | |
利率受領額 | 1,960円分 | 2,439円分 | |
追加特典 | 1,000円分 | – | |
満期受領額 | 10.1万円分 | 10万円分 | |
実利 | 3.02% | 3.00% |
株主限定ANA旅行積立プランの申込方法
もし、旅行積立を申し込もうと思った場合は、ANAセールス㈱のホームページより、まず会員登録をして積立マイページを作る。
登録が終われば、積立マイページより申し込みを行う。
次に旅行積みて申込画面へ進んで手続を行う。最初にプランコード入力の選択欄があるので、入力を選択し、案内されている株主限定プランのコードを入れる。
支払い方法は一括で期間は株主限定プランが適用になる3ヶ月を選択。
確認画面で株主限定プランの年利8%になっていることが確認できる。
その後は積立金の振込先を選択(ANAカード保有者はクレジットカード払い可能)し、期日までに支払いを済ませて完了。
手続が終わったものはマイページより満期や条件等が確認できる。
ANA旅行券の使い方:国内線・国際線の購入
自分は前回、同様の限定プランの積立に申込をして、航空券の購入に使ってみている。
非常に使い勝手が悪いので改善して欲しい。
◯国内線航空券購入
国内線航空券購入はweb予約が可能。通常のwebで日時・日付を選んで航空券の予約を行い、支払いは別途行う。(株主優待併用可能)
予約代金をANA旅行券で支払うには空港カウンターでの現地払い、または指定先へ郵送で行う。
郵送で支払う場合はANA旅行積立プラン専用デスクへ事前に連絡する。
自分の場合は、webで予約をして、支払いは出発当日に現地カウンターで行った。その時は株主優待を併用してプレミアムクラスへ搭乗した。
◯国際線航空券購入
次に国際線購入時の使い方。
国際線購入は国内線のときと違ってweb予約が出来ない。従ってわざわざ、ANA国際線予約・案内センターへ電話または、国際線カウンターへ直接出向いて予約をしなければならない。かなり使いにくい・・
自分の場合は航空券が値上がるのが嫌だったので、予め電話で予約を行った。
電話の際に注意が必要なのが、通常の電話予約では予約手数料が発生するが、ANA旅行券利用時は手数楼無料になるということ。
自分のときは慣れていないオペレーターに料金が発生すると言われたが、しっかり無料であることを伝え訂正してもらった。
また、国際線予約センターは通常24時間営業であるが、ANA旅行券を使う場合は、日本営業時間外でないと対応ができない。
そして、予約ができれば後は国内線同様に、郵送または現地払いでANA旅行券を使って代金を支払う。
現地払いを希望する場合は、受け付け可能空港が主要空港に限られるのでご注意。
国際線が発着している空港であっても指定空港以外は対応不可というのは使い勝手が悪すぎ。
ちなみにカウンター払いのときも電話予約の手数料が請求されそうになった。
あまりANA旅行券で国際線航空券購入する人はいないんだね。
使い勝手が改善すれば申し込んでも良いが現状は・・・
前回せっかくなのでということで、申し込んでみた株主限定のANA旅行積立プラン。
その後実際に使ってみたが、あまりにも使い勝手が悪すぎるということで今回はパス。
ANA旅行券の有効期限は5年もあるので、いつか使う時のためにと思ったが、もう少し使い勝手を改善してくれないとあまりメリットは感じられない。
基本的にはメイン利用層は比較的ご年配の方で、旅行カウンターで申し込むツアーとかで使われる事を想定しているのかね。株保有者向けサービスを拡充してくれるのは嬉しいが使いがったの方の改善を今後期待したい。
ちなみに前回ANA旅行券と株主優待を使ったプレミアムクラス搭乗記録はこちら