日銀の利上げに合わせてメガバンクを含めた多くの銀行で普通預金の金利が上がっている。
複雑な条件なしで良い利率の銀行はどこなのか、または特定の条件を満たせば優遇される銀行はどこがお得なのか紹介したい。
条件なしで適用される普通預金金利(改定予告分を含む)
まずはメガバンの利率。3社とも横並びで一斉に上げている。
- 三菱UFJ銀行・・0.2%
- 三井住友銀行・・0.2%
- みずほ銀行・・0.2%
少数2桁以下の金利ほぼゼロ時代からすれば考えられない。
次はネット銀行。
- 住信SBIネット銀行・・0.1%
- 楽天銀行・・0.2%
- ソニー銀行・・0.2%
- auじぶん銀行・・0.21%
- PayPay銀行・・0.1%
- 大和ネクスト銀行・・0.2%
この中ではauじぶん銀行が他より少し高めの利率を設定している。大手の住信SBIネット銀行はまだ何も発表はしていないが、状況的に0.2%以上へ利上げすると思われる。
条件ありで適用される普通預金金利
次は条件次第で金利がされる優遇されるケースを含めた金利の紹介。
- 住信SBIネット銀行(MATSUI Bank)・・0.41%
これは住信SBIネット銀行の銀行代理業者として松井証券が提供する銀行サービス(Neo Bankサービス)。松井証券の会員のみが開設できるという条件はあるものの何もせずとも0.41%の利率が適用される。
- 楽天銀行(マネーブリッジ)・・0.22~0.28%
楽天銀行は楽天証券と口座連携することで資金のやり取りがスムーズになるマネーブリッジというサービスを提供している。この設定をしていれば利率が上がる。ただし最大金利0.28%が適用される金額は300万円まで。超過分は0.22%になる。
- auじぶん銀行(マネーブリッジ)・・0.26%~0.51%
auじぶん銀行はスマホ決済アプリやクレジットカード、証券口座と連携することで+0.05%づつ金利が優遇されるサービスを提供している。これらに加えてスマホの料金プラン次第では最大で0.51%が適用せれる。やや複雑。
- SBI新生銀行(ダイヤモンドランク)・・0.4%
SBI新生銀行(旧新生銀行)はSBI証券との口座連携で最上位ランクが適用されるサービスを提供している。この場合の普通預金金利は0.4%になる。また証券口座連携しなくても28歳以下の利用者であるか、他の利用条件を満たせばダイヤモンドランクになり金利優遇がされる。
- あおぞら銀行(BANK支店)・・0.35%
あおぞら銀行はインターネット専用支店のBANKというサービスを提供さいており、この支店限定で普通預金金利0.35%が適用される。
微々たるもの&インフレには負けるが貰えるものは貰った方が良い
条件を満たせば優遇するといったような複雑で面倒くさい銀行は多いが、優遇されるのであれば高い金利の銀行に預けていたほうが良い。
また投資に回さないで現金にしておくのも勿体ないという人も多いと思うが、何でもかんでも運用に回せば良いというわけでもない。現金化して様子を見るということも大事。
ということで待機資金についてはある程度金利がつく口座に置いて完全な無駄金にならないようするのがベスト。
また銀行の多くは不定期の定期預金キャンペーンをやっていたりするので長期間資金が拘束されるのでなければ積極的に活用するのもありだと思う。
以上です。