メガバンクの2社から配当金が振り込まれた。1社障害ばかり起こしている論外な青色銀行もあるが、それを除いて果たしてメガバンクはどこが投資先として優れているのか分析してみたい。
まずは配当について。
今回振り込まれたのは次の金額。どちらも300株分になる。
銘柄名 :三菱UFJフィナンシャルG
銘柄コード :8306
入金額 :5,977円
銘柄名 :三井住友フィナンシャルG
銘柄コード :8316
入金額 :14,344円
同じ保有株数でも投資単価は2倍程度違うのでもちろん配当額も差がある。
そこで1株あたり配当額の伸び率を見ると次のようになる。
MUFG | SMFG | |||
---|---|---|---|---|
配当 | 増配率 | 配当 | 増配率 | |
24年3月期(予定) | 60 | +46.3% | 90 | +12.5% |
23年3月期 | 41 | +28.1% | 80 | +14.3% |
22年3月期 | 32 | +14.3% | 70 | +10.5% |
21年3月期 | 28 | +12.0% | 63.33 | +0.0% |
20年3月期 | 25 | +13.6% | 63.33 | +5.5% |
ここで言えるのは積極的に増配を行っているのはMUFGということ。
コロナ禍においても+10%以上の増配を行っており、直近では+28%という高い増配率を実現している。
次は株価の推移を見てみる。
まずは2社の株価をそのままグラフに表したものを貼り付けると下記。
冒頭でも書いたとおり両社は投資単価が異なっておりSMFGの方が2倍近く高い。
どちらも同じような動きをしているが、これだと差が分かりにくいため違う見方をする。
上記はある時点(今回は2021/1/4時点)の株価を1としてその後どのように株価が変化していったかを比較したグラフ。
これを見るとトレンドは同じではあったが、伸び率という点ではMUFGの方が上回っているということが分かる。
以上より配当についても株価についてもどちらもMUFGの方が投資先としては優れている。と、言いたいがあくまでこれは一部の期間を切り取って見た場合の結論になるので、違った期間で見ればまた違う結論にもなりうる。
一つの見方としての紹介でした。
以上です。