マイナンバーを使った各種申請時には専用アプリを使ってスマホで情報を読み取り手続きをすることができる。
アプリのインストール時に対象外端末と表示されてしまう場合もあるが、実はある方法を使えば読み取れる場合がある。
ご紹介したい。
この記事の目次
カードリーダーが無くてもスマホでマイナンバーを読み取って各種手続きが行える
マイナンバーを使った各種申請を行う際にはカードリーダーが必要となる。
ただ、スマホ本体にもカード読み取り機能は基本搭載されているため通常であれば市販のカードリーダーを買う必要がない。
この読み取り機能はiOSであればiPhone 7以上であれば良いが、Androidの場合は国が指定する一部の端末に限定されてしまっている。
自分の場合は海外で買ったSIMフリー端末をメインで使っているのだが、読み取りアプリをインストールする際に下記のように対象外と表示がされてしまう。
通常であれば手続きは不可となってしまう。
APKファイルを落として直接インストールする
対象外端末でも上手く通す方法はずばりAPKファイルを落として直接インストールするというもの。
つまりGoogle Playを使わずにネット上のアプリファイルをダウンロードし、そのままスマホにインストールするやり方になる。
具体的な手順は次のとおり。
①サイトを検索
APKファイルとはAndroid用のアプリファイルのこと。
通常であればアプリはGoogle Playよりインストールするのだが、このアプリファイルを直接ダウンロードしてスマホにインストールすることも可能となる。
「”アプリ名” ”APK”」で検索をしてファイル提供サイトを探す。
今回は上位に表示されていて怪しくなさそうなサイトへ進んだ。
②APKファイルをダウンロード
該当のサイトからAPKファイルをダウンロードする。
③APKファイルのインストール
あとは画面の表示に従ってインストールをすれば完了。
これでマイナンバーを使った手続きが行える。
※正規の方法ではないので自己責任でお願いします。
今後インストールしておくべきアプリ一覧
今後マイナンバーを使った手続きで必要になるアプリをまとめると次のようになる。
JPKI利用者ソフト
どの申請でも必ず必要になるのがJPKI利用ソフト(モバイルJPKI)アプリ。これはマイナンバーの情報を読み取って本人による手続きであることを認証するためのアプリ。
アプリ単体ではただマイナンバーに格納されている情報を見るだけになるが、各種手続き時を行う際には必ず使うことになる。
マイナポータルAP
マイナポータルAPはマイナンバーを使った行政サービスのポータルサイト(マイナポータル)へログインするためのアプリ。
スマホにマイナンバーカードをかざしてスマホブラウザでログインする他、QRコードを読み取り、マイナンバーカードで認証してPCブラウザでログインすることもできる。
現時点ではマイナポータルで受けられるサービスは限られているが、コロナ経済対策として支給される特別定額給付金の申請もここから進められる。
e-TaXアプリ
これはスマホで確定申告を行う際に必要なe-Taxアプリ。
スマホによる申告時には時限措置でID/PWによるログインも認められているが、将来的にはマイナンバーによる認証が必須となっている。
マイナポイント
最後は国のキャッシュレスポイント還元施策の第2弾として行われるマイナポイント事業関連のアプリ。
ここからIDを取得し、キャッシュレス事業者と紐付けることで最大5,000円分の還元が得られるようになる。
実際の手続きも紹介しておく
最後に各種アプリを使った手続きを実画面で紹介する。
特別定額給付金10万円のスマホ申請手続き
e-Taxのスマホ手続き
②ブラウザ立ち上げ
マイナポイントのマイキーID取得とポイント還元登録
(以降は7月にシステムが整ったら更新)
結論:国が作るシステムくそ過ぎる
今回手続きして分かったのだが国が作るシステムは分かりづらすぎる。
セキュリティ上の理由があるのかもしれないが、いくつもアプリを用意しないといけなく、また案内も省略されていて非常に分かりづらい。ちゃんとしたUI/UXも考えるべきだと思う。
マイナンバーカードを本気で普及させる気があるのか謎。
ちなみにパソコンでやる場合はICカードリーダーが必要になるが、NTTコミュニケーションズのリーダーならMac/Windows両方に対応しているのでおすすめ。
リンク(アフィコード付き)を載せておきます。
○NTTコミュニケーションズ製ICカードリーダー(旧型)
○NTTコミュニケーションズ製ICカードリーダー(新型)
以上です。