ポーラ・オルビスホールディングスより配当金14,000円を貰った。同社グループの化粧品ブランドと商品セグメントについてまとめる

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化粧品大手のポーラ・オルビスホールディングスより配当金を貰った。

NISA口座での受領で金額は14,000円。

毎年増配を続けている優良企業。

同社グループの化粧品ブランドと合わせてご紹介したい。

配当受領実績

◯保有:400株
◯配当:1株35円
◯受領額:14,000円(NISA)

配当支払い月

ポーラ・オルビスホールディングスの配当は年2回行われる。

振込日は期末配当が毎年3月下旬で中間配当が9月中旬。

■ポーラ・オルビスHDの配当振込日

  • 期末配当:3月下旬
  • 中間配当:9月中旬

今回は6月権利確定の中間配当分になる。

配当推移

ポーラ・オルビスホールディングスは2010年の上場時より毎期増配を続けている。

同社の配当推移を単元株あたりの配当額でまとめると次のようになる。(18年期末は予定金額)

■配当推移(単元株保有時)
9月中間 12月期末 年間合計
18年度 3,500 4,500 8,000
17年度 2,500 4,500 7,000
16年度 2,250 2,750 5,000
15年度 1,750 2,000 3,750
14年度 1,000 3,925 4,925
13年度 625 750 1,375
12年度 625 625 1,250
11年度 500 625 1,125
10年度 1,000 1,000

2017年4月の株式分割(100株→400株)は考慮済。また2014年度は特別配当を実施しているのでこの部分だけ金額が大きくなっている。

直近の見込みで2010年上場当初よりも8倍になっている。

なかなか凄い。

配当利回り

次は配当利回りの推移。

前年12月中旬に投資をすると翌年の年間配当で利回りが何%になるのかを見る。

■配当利回り
配当年 利回り
2018年 1.94%
2017年 0.79%
2016年 2.50%
2015年 3.23%
2014年 5.28%
2013年 2.22%
2012年 2.57%
2011年 2.63%

特別配当のあった15年を除いて毎年だいたい2%前後と利回りは高くはない。

ただ、これは株配当の値上がり以上に株価が上昇しているのが理由。

■変化率比較

上記は2010年12月15日の株価と2010年度の年間配当額を基準にして、毎年何倍上昇をしたかを表したもの。

これを見れば株価上昇率が配当増加率を大きく超えていることが分かる。

更にこれを単年で分けると次のようになる。

■変化率比較
増加率 増配率
2018年 +85.0% +40.0%
2017年 +11.5% +33.3%
2016年 +72.2% +72.4%
2015年 +24.4% +58.2%
2014年 +50.2% +10.0%
2013年 +27.8% +11.1%
2012年 +13.6% +12.5%
年平均 +40.7% +33.9%

配当は特別配当を除いて年平均33%もの増配を続けているが、株価はさらに上の年40%の上昇となる。

よく高配当銘柄が好まれる傾向(自分も含めて)にあるが、配当利回りが低い銘柄だとこのように株価が成長している場合がある。

また低い利回りの銘柄であっても、企業の成長に合わせて年間配当が徐々に上がり、最終的に投資額当たりで高い配当が得られる可能性もある。

自分のポーラ・オルビスHDへの投資額は約46万円。今回の中間配当では投資額当たりの利回りが3%になる。

半期でこれだけの利回りなのでやはり当たればデカイ。

業績推移と競合比較

配当の原資となる稼ぎはどうなのかを見る。

直近の業績は次のとおり。

■業績推移
(百万円) 2014 2015 2016 2017 2018
売上高 198,094 214,788 218,482 244,335 253,000
営業利益 17,683 22,511 26,839 38,881 41,500
営業利益率 8.9% 10.5% 12.3% 15.9% 16.4%

業績数値については中期経営計画で次のような目標数値を掲げており、2018年度で既に一部は達成見込みとなる。

■目標値(20年)

  • 連結売上高:2,500億円以上
  • 営業利益率:13%~15%
  • 海外売上高比率:20%以上
  • 配当性向:60%以上

かなり好調。

一方でライバル企業と比べるとまだまだ。

■ライバル比較
(億円) 連結売上 営業利益 営業利益率 会計期間
花王(化粧品事業)
5,856 576 9.8% 17年12月期
資生堂 10,051 804 8.0% 17年12月期
コーセー 2,668 392 14.7% 17年3月期
ポーラ・オルビス 2,443 389 15.9% 17年12月期

業界トップは花王であるが、様々な製品を取り扱っているので化粧品関連のビューティーケア事業の業績で比較。

単体事業だけでも売上高でダブルスコア以上の差が付けられている。

そして化粧品メーカーとして実質トップにいるのが資生堂。ポーラ・オルビスHDとは売上高で約4倍の差があるが、営業利益の差は3倍は超えていない。

ここはポーラ・オルビスHDの方が効率的に利益を上げている。

化粧品ブランドと商品セグメント

ポーラ・オルビスホールディングスの事業について紹介。

内容はやはり化粧品関連がメイン。

■17年度事業別売上高とシェア
(百万円) 売上高 シェア
ビューティーケア事業 227,133 93.0%
不動産事業 2694 1.1%
その他の事業 14,507 5.9%
合計 244,334 100%

このビューティーケア事業を細かく見ると次のようなセグメントに分かれている。

■ブランドセグメント
海外 基幹 育成
ハイプレステージ Jurlique POLA INTRI
プレステージ THRE
ミドル H2O PLUS
ORBIS
DECENCIA
マス

同社のセグメントは価格帯×領域に分かれて設定されている。

価格は高価格帯からマス価格帯までの4種類と、領域は主力である国内中心の①基幹ブランドM&Aでグループ入りした②海外ブランド、そして次の主力となるべく力を注ぐ②育成ブランドの3種類に分かれている。

セグメント商品別の売上高と営業利益は次のとおり。

■セグメント別営業実績(百万円)
ブランド/セグメント 売上高 シェア 営業利益
ポーラ 基幹 144,012 63.40% 28,584
オルビス 基幹 53,066 23.36% 9,080
Jurlique 海外 12,772 5.62% ▲505
H2O PLUS 海外 2,303 1.01% ▲317
育成ブランド 育成 14,978 6.59% 1,278

海外ブランドは苦戦中。それぞれをご紹介する。

◯基幹ブランド

POLA

POLAは高級化粧品として主に国内で展開しているブランド。販売元は株式会社ポーラ。

エイジングケアや美白ケアに強みを持ち、厚生労働省よりしわ改善の効能について承認を得た医薬部外品「リンクルショット」が現在大ヒットとなっている。

「リンクルショット」は開発に15年もの歳月をかけた製品。発売後大きな利益を同社にもたらしている。

同ブランド製品の販売は、従来の訪問販売に加え、百貨店やポーラビューティーと呼ばれるエステ併設の営業拠点にて行われる。

ちなみに化粧品の訪問販売は同社が創業時より始めた販売手法。ヤクルトレディーならぬポーラレディが日々営業活動を行っている。

ORIBIS

ORBISはPOLAから分離させた低・中価格帯の化粧品ブランド。

販売チャネルもインターネットやカタログによる通信販売に比重を置いている。

現在は既存客の離脱が目立ち、減収・減益傾向にある。

販売元はオルビス株式会社。

◯海外ブランド

Jurlique

Jurliqueはオーストラリアに拠点を置くオーガニック化粧品専門メーカーのブランド。2012年にポーラ・オルビスHDが買収をした。

自社農園の無農薬有機農法で栽培された天然植物等のオーガニック原料にこだわった化粧品ブランドを展開しているが、現在は苦戦している。

H2O PLUS

H2O PLUSはアメリカのスキンケア化粧品メーカーが展開するブランド。2011年にポーラ・オルビスグループ入りをしている。

同グループが持つアジアと北米の販売基盤を活用した海外展開を目指しているが、こっちも苦戦している。

◯育成ブランド

育成ブランドはグループ会社の株式会社ACROと株式会社DECENCIAが中心になって提供をしている。

いくつかのブランドをピックアップする。

THREE

THREEは植物由来の国産原料を使ったスキンケア化粧品ブランド。マーケティング活動がうまくいき、グループの利益に貢献をしている。

最近はTHREEの名を冠した男性向け化粧品ブランド「FIVEISM × THREE(ファイブイズム バイ スリー)」も発表された。

男性向け化粧品ブランドは業界初とのこと。

どこにニーズがあるのか自分にはさっぱり分からない・・。

DECENCIA

DECENCIAは敏感肌用のエイジングケア化粧品のブランド。

特定の用途に特化した製品ということで一定の層から支持を受けており売上は好調。

ポーラ・オルビスグループの今後

ポーラ・オルビスHDはリンクルショットのおかげで過去最高益を上げている。

ただ、ライバルも同様の製品の開発を進めているため、いかにリンクルショットの他に新しい利益源を作るかが課題となる。

そんな中、同社は次の主力商品にすべく育成ブランドの強化を図っているが、上で紹介したTHREEブランドを中心に好調な売れ行きとなっている。

先行きは非常に明るい。(と勝手に思っている)

あとは成功している国内主力製品の海外展開と、既存海外ブランド(JurliqueとH2O PLUS)の業績改善が成功すれば、経営計画に掲げている「高収益グローバル企業へ」が達成され、さらに利益が積み上がると思っている。

かなり期待できる。

引き続きホールドで行きます。

以上です。

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