【マラヤン・バンキング】エントリー中の配当再投資制度がキャンセルされた。そして配当金が振り込まれた

保有しているマレーシア株のMaybank(マラヤン・バンキング)より配当金が振り込まれた。

元々は配当再投資制度にエントリーしていた分なのだが、キャンセルされて現金振り込みとなった。

配当実績

◯銘柄:Maybank
◯保有:916株
◯配当:RM 293.12
◯申告予定額:8,059円

マレーシアは配当課税が無い。ただ、日本居住者は受取日のTTMレートにて確定申告をする必要がある。

配当を受領するたびに記録をしている。

Maybank(マラヤン・バンキング)

Maybankはマレーシア最大の金融グループ。

ユニバーサルバンクとして商業銀行・投資銀行・証券の各業務を行う他、イスラム教の企業ならではとしてイスラム金融も行っている。

■Maybank

また同社はマレーシアを拠点にASEAN地域で広く事業を展開しており、シンガポールやフィリピン、インドネシアでも主要銀行となっている。

日本でも買える高配当銘柄

Maybankはアジア有数の金融グループであるため、ASEAN株を取り扱う証券会社であれば日本でも株を買うことができる。

またMaybankは高配当を実施する企業としても有名で、ここ数年の配当利回りは5%〜6%になる。

マレーシア現地の配当課税は0%なので、日本での面倒な外国税額控除申請を行う必要もなく、そのまま配当を得ることが出来る。

高配当に加えて税制面でも魅力のある銘柄。

■株価と配当
年度 年末時点株価 配当利回り 配当性向
17年度 9.8 5.61% 78.5%
16年度 8.2 6.34% 78.1%
15年度 8.4 6.43% 76.3%
14年度 9.16 6.22% 78.5%
13年度 9.95 5.38% 71.9%

ただ、同社は配当政策で配当性向40%〜60%を目標値として掲げているが現状は70%を超えている。

従って業績アップがなければ配当の伸びも見込めないので注意が必要。

配当再投資制度に応募していたがキャンセルとなった

今回の配当は現金振り込みではなく、配当金を自動で同社へ再投資するよう申請していた。

この配当を貰う代わりに自社の株をそのまま買い付けるという仕組みは「配当再投資制度」として外国では制度化されている。

MaybankではDRP(Dividend Reinvestment Plan)という名称にて同制度は取り入れられており、希望者は配当金を自社株の買い付けに充当する事ができる。しかも買い付け時は割引が適用される。

■DRPの案内

ところが今回のDRPは買付けが実行される前に、軟調な市場環境を理由にキャンセルされた。

DRPでの買い付け価格は市場平均価格をベースに割引率を定めて決定されるのだが、今回は決定した買付け価格よりもMaybankの株価が大幅に下がってしまったのが原因。

■今回のDRP実施予定内容

  • DRP価格:RM10.0
  • 買付予定日:7月6日

■キャンセル発表時(7/2)

  • 市場価格:RM8.96
  • キャンセル日:7月2日

DRPの買付け実行日は7月6日で、DRP価格は5月23日に市場平均価格より算出された金額1株10リンギットで決定していた。

その後、中国とアメリカ間の関税問題が発生し、実行日前の株価は10リンギットを下回る状況が続いたため、Maybankは7月2日にDRPの中止を決定した。

自分はカストディアン(代理証券会社)経由でやり取りをしていたので、DRP中止の案内も証券会社から届いた。

■DRP中止のお知らせ

ちょうど気になっていたところだったので、適切な判断を行ったMaybankを称賛したい。

買い増しは継続して行います

今回は現金での受領となったが、現地資産の買付けは継続して行う。

その時に意識したいのは、現地の種銭は現地で調達するというもの。

現在、マレーシア現地の資産は定期預金も合わせて現在1,100万円相当になっている。利率は低くても3%はあるので年間30万円相当以上は勝手に増える。

これを使って日本から資金投下すること無く、現地資産を増やしていこうというのが現在の考え。

毎月ちまちま配当金を貰っているのと、11月にはまとまった利息が振り込まれるので積極的に現地高配当銘柄の買付けに充てる。

■利息見込み32万円

海外ニート生活を夢見て現地資産の拡大を引き続き進める。

インフレに負けないようにします。

以上です。