日産自動車(7201)の株を約33万円で買った。理由は高配当なのと車がカッコイイから

NISAで日産自動車の株を300株約33万円で購入した。

理由は配当利回りが高いのと車がカッコイイから。

投資実績

◯銘柄:日産自動車
◯株数:300株
◯投資額:331,320円(NISA)

配当利回りは4%台後半!配当実績と株価は?

日産自動車の利回りは高い。

18.3.2時点で全市場第4位、東証一部では第2位の高さ。

■配当利回りトップ(18.3.2時点)
順位 市場 名称 配当利回り
1 東証2部 (株)プロスペクト 6.15%
2 東証JQS (株)KG情報 5.02%
2 東証1部 JT 5.02%
4 東証1部 日産自動車(株) 4.80%
5 東証 ジャパン・ホテル・リート投資法人 4.78%

配当実績は次のとおり。

支払日は6月と11月の2回。

■配当実績
年度 年間合計 中間 期末
17年度 53 26.5 26.5
16年度 48 24 24
15年度 42 21 21
14年度 33 16.5 16.5
13年度 30 15 15
12年度 25 12.5 12.5
11年度 20 10 10
10年度 10 5 5

2010年以降順調に増配を続けているため優秀に見えるのだが、自動車産業は景気変動の影響をもろに受けるため過去不況時には無配にもなっている。

リーマンショックを挟むと次のような推移。

■配当推移※日産自動車ホームページより

現在はリーマンショック前の水準は既に超えているため、よほどの外部要因さえ無ければ今後も安定的な配当は見込めるはず。

一方で株価の方はリーマンショックを挟んでも約1,000円前後と大きな上昇は見られない。いかにも大企業らしい安定した株価の動き。

■日産自動車のチャート

日産自動車(株)【7201】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス

このように配当の伸びに株価が追いついていないため配当利回りは高い水準に留まっている。

配当と株価の増加率比較は下記のとおり。

■配当と株価の増加率
年度 年間配当 増加率 3月末株価 増加率
2017年 48 +14% 1,073.5 +8%
2016年 42 +27% 993.5 -18%
2015年 33 +10% 1,207.0 +31%
2014年 30 +20% 920.0 +2%
2013年 25 +25% 905.0 +3%
2012年 20 +100% 881.0 +19%
2011年 10 738.0
平均増加率 +33% +8%

配当額は平均年33%上昇しているにも関わらず株価の上昇率は年8%にとどまる。

無資格検査問題のような日産単体の株価に影響する事件や、あるいはイギリスEU脱退やトランプショックなど株式市場全体へ影響を及ぼした出来事があるため、単純に配当の伸びと株価の伸びだけで比較するのは難しいのだが、この表を見る限りやはりお買い得感はあるように感じる。

日産自動車への投資理由

日産自動車への投資理由をまとめると次の2つ。

理由①:配当利回りが高いから

日産自動車へ投資をしたメインの理由は配当利回りが単純に高いから。

今年のNISA枠は配当銘柄と優待銘柄(成長銘柄)に半々で投資をしようと考えており、配当銘柄は既に利回り5%を超えるJT株を約30万円で購入し、残りを今回の日産自動車株の購入に充てている。

◯JT株の購入

NISA枠を使ってJT株を約30万円で購入した。 株価は絶賛暴落中で配当利回りは脅威の5%超え。乞食投資家としてはこれは買うしかないと...

日産自動車については上でも説明したとおり配当の伸びと比べて株価は低水準にあるため、お買い得だと素人目線で判断をしている。

そして指標的な分析は全くわからないが一応見てみると次の内容になる。

■指標

PER:6.70倍
PBR:0.89倍
ROE:3.71%
ROA:13.85%

皆さん大好きな割安指標。PERとかROAとかこの数字は結構良いのでは?詳しく知らないけど。

理由②:車がカッコイイから

次の理由は単純に日産車がカッコイイから。

これは完全に個人的な意見だが、日産の自動車は他の国産車には無いカッコ良さがあると思う。

スカイラインやGTR、フェアレディZとか良いし、今は無いけどセドリックは子供の頃なぜか憧れの車だった。(タクシー車としてよく見ていたのと、タクシー=高級というイメージがあったから?)

■GTRGTR製品紹介ページより

あとはピックアップトラック。

アメ車以外でこの車種を挙げるなら日産のピックアップトラックをイメージする人は多いはず。

■TITANTITAN製品ページより

上記はタイタン。いかにもUSA! USA! 的なデザインで非常に良い感じ。

その他グローバルでは、ダットサントラック仕様のピックアップトラックが様々な名称で販売されている。

カッコイイから投資するというのは意味不明ではあるが、こういう主観的な内容で応援を兼ねて投資先を決めるというのも、特段悪いものでは無いと思っている。

配当狙いでNISA枠を使ってもたいした恩恵は無い

日産自動車株はNISA枠で購入をしたが、正直配当狙い(大手安定株の配当狙い)だけでNISA枠を使ってもたいして恩恵は得られないと思っている。

というのも年間120万円の枠で配当利回り4%の株を買ったとしても、その節税効果はNISA期間で下記になる。

■NISAの恩恵(配当)

120万円×配当利回り4%×税率20.315%×5年=48,756円

あくまでも株価が安定しているという前提条件ではあるが、5年間保有し続けて得られる配当非課税の恩恵は約4.8万円。

この数字をどう見るかだが、これであれば値上がりを狙ったほうが良い。

例えばNISA枠120万円で年4.8%(GPIFの国内株式期待収益率を参考)で上昇する株を購入したとする。そうすると5年後の売約益節税効果は次のようになる。

■NISAの恩恵(売却益)

(120万円×5年増加率1.0485-120万円)×税率20.315%=64,400円

譲渡益が非課税になることでの恩恵は6.4万円。一般的な期待リターンだけでも、配当の節税効果よりも売却益の節税効果の方が大きいことが分かる。

今回比較対象のケースについては株価が変わらないというかなり極端な条件で見ているが、この内容からは「NISAでは株価変動が少ない高配当銘柄へ投資をするよりも、確実に成長が見込める銘柄へ投資をした方が儲かる」という事を伝えたい。

公共株や大手有名企業株などは株価と配当が比較的安定しているのでNISAに最適!と思われるかもしれないが、株価があまり変わらないのであれば実際のところ微妙。成長株に投資したほうが収益面は良い。

とここまで言いつつも今回の日産株やJT株を買って矛盾した事をしているのでお分かりかと思うが、伸びる株を見つけるのは簡単ではないし、自分のような小心者だと尚更変動する株への投資は避けがちになる。

残りNISA枠の利用先は慎重に選びたいと思う。

以上です。

コメント

  1. intecontipapa より:

    日産自動車、高配当株としては非常に良い銘柄だと思います。毎年CFOが増配をコミットさせられてますから。完成検査の話くらいなら、ロビー活動で政府とマスコミにカネ握らせて簡単にもみ消しますし、投資上ノーリスクですよ。ただ従業員は私も含め、精神異常者と休職者がやたら多いですよ。月に二人は正社員が辞めていく。怖いのは社内爆破テロくらいですかね。

  2. 株投資初心者 より:

    ルノー合併がどうなるかですね。

    • mdish より:

      ニュース見ました。素人的には経営効率化の観点でポジティブな内容なのかなと思いましたが、一概に言えないようですね

  3. 武井信雄 より:

    こめんと

  4. 匿名 より:

    計算間違ってますよ