先日ペッパーフードサービスより株主優待が届いた。内容は3000円分の食事券。
同社は有名なステーキ屋「いきなりステーキ」も運営しているので、届いた翌日には早速ステーキを食べに行った。
大変満足。
この記事の目次
株主優待実績
◯保有数:600株
◯株主優待:食事券3000円分
株式会社ペッパーフードサービス
ペッパーフードサービスはペッパーランチやいきなりステーキなどのレストランチェーンを展開する外食企業。
現社長が1985年に有限会社くにを設立したのが始まりで、ペッパーランチのチェーン展開で業績を伸ばし、2006年にはマザーズへ上場している。
その後度重なる不祥事により一時は倒産の危機に見舞われたが、いきなりステーキのヒットでV字回復させ、2017年5月に東証二部、そして2017年8月には東証一部へと立て続けに市場替えを行っている。
ペッパーフードサービスの株主優待内容
ペッパーフードサービスの株主優待は、保有株数に応じて年2回貰える食事券または自社商品セット。
保有株数 | 6月権利確定(10月到着分) | 12月権利確定(5月到着分) |
---|---|---|
300株以上 | 食事券3,000円分または自社商品 | 食事券3,000円分または自社商品 |
1,500株以上 | 食事券6,000円分または自社商品 | 食事券6,000円分または自社商品 |
3,000株以上 | 食事券9,000円分または自社商品 | 食事券9,000円分または自社商品 |
通常株主優待や配当金は権利確定月の3ヶ月後に開催される株主総会日前後に株主宛に届けられるのだが、ペッパーフードサービスでは食事券または自社商品いずれかの優待内容の聞き取りが行われるため、6月権利確定分が10月中旬頃、12月権利確定分が5月上旬頃と到着がやや遅い。
今回の到着分は6月権利確定分の株主優待で、配当金は既に先月振り込まれている。
株主優待の改善対応
ペッパーフードサービスは過去業績悪化による無配転落後も株主優待は継続して実施していたのだが、その後の業績回復に伴って優待内容の改善を複数回行っている。
発表年 | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
2007年 | 新設 | ペッパーランチ指定メニュー交換券 |
2009年 | 拡充 | 株主優待利用可能店舗の拡充 |
2010年 | 拡充 | 2,500円分(500円×5枚)が2回 |
2015年 | 拡充 | 3,000円分(1,000円×5枚)が2回 |
2016年 | 変更 | 3,000円分(500円×6枚)が2回 |
2017年 | 変更 | 株式分割実施後の株主優待単元株維持 |
2017年の株式分割対応については、従来300株保有で3,000円分の優待内容であったので、1/2分割後であれば600株保有で3,000円分となるはずであった。
それが分割後であっても300株保有で3,000円分の単位はそのままとの内容が発表がされている。
株主優待目当ての投資家に限ったメリットにはなるが、新規投資をする人にとっては投資単価が下がり、既に株を保有している人にとっては、株主優待を維持しつつも売却可能な株数が増えるといった恩恵が得られる。
かなり勢いのあるいきなりステーキ
現在ペッパーフードサービスの好業績に貢献しているのが、2013年に営業を開始した新業態のいきなりステーキ。
同ブランドは銀座1号店営業開始から、わずか3年9ヶ月で全国150店舗を展開するまでに急成長している。
物珍しさと話題性で一時的な行列ができていると思われがちだが、月次実績を見ればその人気の凄さが分かる。
2017年 | 全店 | 既存店 |
---|---|---|
1月 | 178.6% | 118.6% |
2月 | 153.3% | 102.6% |
3月 | 147.9% | 97.1% |
4月 | 180.1% | 121.5% |
5月 | 177.9% | 127.6% |
6月 | 195.7% | 137.2% |
7月 | 182.7% | 127.1% |
8月 | 206.8% | 133.9% |
9月 | 237.2% | 141.6% |
平均 | 184.5% | 123.0% |
上記はペッパーフードサービスが公表しているいきなりステーキの売上実績前年対比。新規店舗も含めた全店舗の2017年1月〜9月昨対比平均は+84.5%、既存店のみの実績は+23.0%。
比較対象として最近絶好調の日本マクドナルドホールディングスの実績を見ると、全店で最高+17.3%、既存店で+17.9%となっているので、いきなりステーキがいかに凄いかよく分かると思う。
ちなみに2018年度は1年間に200店舗の新規出店を考えているとの事。まだまだこの勢いは続きそう。
いきなりステーキのアメリカ展開
いきなりステーキは日本国内では北は札幌から南は石垣島までと幅広く店舗を構えている。
一方の海外は、2017年にアメリカ進出を果たしており、現在ニューヨークで1店舗を運営している。
このニューヨークの店舗は、現地での評判がかなり良いらしく(Yelpの評価が4.0)、好調な結果を踏まえ、アメリカ国内で次の店舗展開も計画されている。
しかも5店舗も!
■いきなりステーキNYの計画
過去説明会で何度も発表されたニューヨーク進出の件が毎度実現化されなかったという事を考えると、これも先走り発表かな?と思ってしまったのだが、いきなりステーキニューヨーク店のホームページを見ると実際にスタッフ募集の案内が出ている。
これはかなり期待できる。
いきなりステーキはウマイからこれからも応援する
いきなりステーキは手軽に美味しいステーキが食べれるのでかなりお気に入りの店舗。
今回はサーロインステーキを注文。ライスは無し。値段は358gで税込み2900円。赤身肉をガッツリ食べられて大変満足。
B to B企業だとちょっと違うのかもしれないが、今回のペッパーフードサービスのように一般消費者向けにサービス・商品を提供している企業であれば、結局はこんな感じでいかにいかにファンを増やすかが、直接業績に影響してくる。
株式投資では対象企業の業績資料の数字を見て、企業の良し悪しと投資実施可否などの判断をしていると思うが、その数字というのは元々はお客さんがお店に訪れて、落としたお金がベースになっている。
そういったことを考えると自分が好きになったお店の株に投資するというのは別におかしな投資方法ではないし、逆に数字だけではなく、実際にその企業の事をより詳しく知っているという部分でかなりアドバンテージだと思っている。
これからもファンとしてペッパーフードサービスを応援していきます。
以上です。
コメント
ペッパーはもう高すぎて買い戻せませんが、
勤務地が東京都心であれば平日ランチ株主優待率100%を
達成出来る目算が立ちました。
マクドナルド:4日(ビックマックor限定バーガーセット)
吉野家:2日(600円定食)
松屋(松乃家):1日
クリレス:4日(1000円*3、月一の2000円豪華ランチ)
東和フード:1日(こてがえし1000円)
ゼンショー:1日(1000円ランチ)
すかいらーく:3日(1000円ランチ)
コロワイド:4日(1000円ランチ)
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合計:20営業日
ペッパーも増やしてバッファ欲しくなります(笑)
すばらいしい!しかも結構豪華なランチで良いですね。
優待率100%私も目指したいです。