マレーシアCIMB銀行のネットバンキング設定!日本の携帯番号を登録しましょう

マレーシアCIMB銀行のネットバンキング設定方法について再掲。

今回は日本居住者であればやっといた方が良い携帯番号登録についてもご説明したい。

古い情報だと携帯番号が無くてもスマホアプリを使えば大丈夫などと書いてあるが、このTAC on Mobileサービスは2017年6月9日で終了しているのでご注意を。

TAC on Mobileサービスの終了

まずはじめにTAC on Mobileサービスの終了についてご共有。

CIMB銀行では何か取り引きをする時はTAC(Transaction Authorisation Code)というワンタイムパスワードの入力が求められる。

TACの受取方法は登録した携帯番号宛に送られるSMSでの受取りか、スマホのアプリを使った受取りかのいずれか。

スマホアプリを使った方法はTAC on Mobileと呼ばれていて、一度設定をしてしまえば、携帯番号が無くてもアプリ内でTACが受取れる非常に便利なサービスであった。

ただ、残念なことにTAC on Mobileは2017年6月9日にサービスを終了している。

恐らくセキュリティ強化のためかと思われる。

■TAC on Mobileの終了告知

TAC on Mobileが終了した現在、SMSでTACを受け取れるようにしないと銀行の各種手続きが進められないため、日本居住者であっても日本の携帯番号を銀行に登録する必要がある。

スマホアプリを使えば携帯番号がなくてもワンタイムパスワード受取可能」とか書いてある情報はもう古いので注意してください。

CIMB銀行のネットバンキング設定(現地でやること)

まずは口座開設後に現地でネットバンキング設定と日本の携帯番号登録を行う方法について。

※既にネットバンキング設定が済んでいる人には不要な内容なのでスキップしてください

CIMB銀行に限らずマレーシアで口座開設をする際は1度は現地へ訪れる必要がある。

その際にネットバンキング設定ですべき手続きは次の3点。

■現地ですべき手続き

  1. 現地携帯番号の仮登録
  2. ネットバンキング設定
  3. 日本の携帯番号登録依頼

人によっては若干難易度が高いかもしれないが最初に現地でやっておいたほうが良い内容。

順に説明する。

現地携帯番号の仮登録

CIMB銀行で口座開設手続きが終わると、キャッシュカードの代わりにカード決済機能が付いたデビットカードがその場で渡される。

このままでは使えないのでATMで暗証番号設定をするのだが、その際に現地携帯番号も合わせて設定する。

現地携帯番号は一時的なもので問題ないので、SIMフリーの携帯端末を持っている人であれば、事前に空港や街中でSIMカードを買ってそこに付いてる番号を使えば良い。

もしそれが出来なければ一番安いガラケー端末と通話SIMを買ってきて使うのでも問題なし。

誰かの携帯番号を借りるというのだけは止めておきましょう。

いずれかの方法で現地携帯番号を入手したらあとは至って簡単。ATMにカードを入れて設定するだけ。

ただ1点、現地ATMは入金・出金・小切手と3種類の機械に分かれているのでご注意を。

設定はATMと表示されている出金用端末で行う。

ネットバンキング設定

ATMで暗証番号と電話番号の設定が終われば、ネットバンキングのCIMB Clicksの登録を行う。

恐らく手続きを行った店舗内にパソコンが置かれていると思うので、CIMB Clicksのページ(http://www.cimbclicks.com.my)からその場で手続きが出来る。

トップページの左下Registerより初回登録を進める。

■CIMB Clicks

次にデビットカード番号とATMで設定した暗証番号を入力する画面が出てくるので記入。

■認証

次に進むとATMで登録した現地の携帯番号宛にSMSが送られてくる。

そこに記載されているワンタイムパスワードを入力して認証する。

■SMSでのワンタイムパス認証

この後はログインパスワードとか秘密の言葉とかを設定して完了。

日本の携帯番号登録依頼

現地移住者であればインターネットバンキングの登録が出来たらこれで終了。

日本居住者であれば日本の携帯番号を登録して、日本に居ながらTACのワンタイムパスワードを受け取れるようにしておく必要がある。

変更方法で一番手っ取り早いのがコールセンターへの電話。

というのもネットバンキング画面に登録番号やメールアドレスを変更するといった機能はあるのだが、そちらのフォームだと海外(日本)の番号は字数オーバーで入力不可になっているから。

口座開設をしたついでに担当者に相談すればコールセンターに取り次いで貰えるので、若干面倒くさいが現地でやっておいた方が良い。

コールセンターの番号は下記。

■Consumer Contact Centre
+603 6204 7788
(Local and Overseas)

電話をすると初回のみ本人確認のためにいくつか質問がされるが、その後は登録してあるマレーシアの電話番号を日本の電話番号に変えたいと伝えるだけ。

依頼してから変更完了までは1〜2週間ほどかかるので気長に待つ。

■日本の携帯番号登録完了通知

その他にもネットバンキングのリクエストフォームから変更依頼を出すことも可能。

CIMB銀行のネットバンキング設定(日本で変更)

上記は現地でやるべきことであったが、現地携帯番号を登録したままで日本へ帰国済という人も少なくは無いと思う。

そんな人でもTAC on Mobileが終了してしまったので日本の携帯番号を登録しておく必要がある。

方法はコールセンターへの電話またはネットバンキングからのリクエストの2つ。

コールセンターへの依頼

コールセンターでの依頼は下記に電話して変更してもらう。

■Consumer Contact Centre
+603 6204 7788
(Local and Overseas)

英語が通じるので本人確認をしてからは日本の携帯番号を登録したい旨を伝えて手続きをしてもらう。

依頼後変更完了までは1〜2週間はかかる。

■日本の携帯番号登録完了通知

リクエストフォームで依頼

英語での会話が苦手といった人であればネットバンキングから変更リクエストを送る事も可能。

ネットバンキングのCIMB Clicksに入ると右側にSettingsの項目があるのでその中からMail Boxを選択。

■Settings

そうすると銀行側からのお知らせなどの案内が見れるページに行くので、My MailboxからCompose Messageを選択してリクエストを送る。

■Compose Message

リクエストのカテゴリーをBanking – Enquiryに変えて日本の携帯番号を書いて日本の携帯でTACを受け取れるようにしたい旨記載して送ればOK。

こっちのフォームからの変更依頼は完了まで結構時間がかかかるが、電話と違って記録が残るので確実。

日本の国際電話の番号表記

最後に国際電話で日本の電話番号を表記する方法を念のため書いておく。

国際電話の表記方法は世界共通で下記。

■国際電話表記

(プラス記号)+(国番号)+(頭0をとった電話番号)

日本の国番号は81なので例えば携帯番号080-1234-5678のケースでは次の表記になる。

■日本の電話番号の例

+81ー80ー1234−5678

国番号の前のプラス表記は国際電話を識別するための記号。

あとは頭0が無いだけで特別な表記は不要。

以上です。

コメント

  1. くりぃむパンダ より:

    有益な情報をありがとうございます。2年ぶりにマレーシアに行き、CIBMの新しいデビットカードを貰い、現地携帯の番号を登録してきたのですが、Tac on Mobileのサービス終了後そもそも日本でのTAC受信は無理と諦めていたので、銀行員に質問すらしませんでした。

    で、質問したところで、現地の銀行員から一度で正しい答えを聞けることが滅多にないんですよね。

    これでエアーアジアのチケットを買う時には現地の口座からお金を払えそうです。(ネットショッピングできるようには現地で手配してきたはずなので)

    ありがとうございます。早速、CIMB Clicksからリクエストしてみます。

    • mdish より:

      お役に立てて光栄です。

      >質問したところで、現地の銀行員から一度で正しい答えを聞けることが滅多にないんですよね。

      まさにおっしゃる通りですね。マレーシア流ですね。