モリトから最後の株主優待到着。やっぱ金券優待は廃止されるよな・・。

モリトから最後のQUOカード優待が到着。あと配当金も。

東証1部への市場替え後にまさかの優待廃止宣言。やっぱり金券類は廃止リスクが大きいよな・・。

株主優待実績

◯保有:100株
◯配当:718円(税引後)
◯優待:QUOカード1000円分

モリトの市場替えと株主優待廃止アナウンス

モリトは東証2部に上場していた企業。

お金を投下する者といては、あまりよろしく無い事だが、事業内容はいまいち分かっていなく、アパレル関連の素材を中心に自動車や電子機器の各種資材関連を製造しているメーカーらしい。

自分は2015年に株を買っており、その時からモリトの東証1部市場替えは噂されていた。それが実現されたのが昨年2016年の年末。

東京証券取引所市場第一部指定に関するお知らせ

本日、当社株式は、東京証券取引所市場第二部から同市場第一部銘柄に指定されましたので、お知ら せいたします。

これもひとえに、株主の皆様、お取引先様をはじめ、これまでお力添えをいただきました関係者の 皆様の温かいご支援の賜物であると心より感謝申しあげます。

今後もステークホルダーの皆様のご期待にお応えするべく、当社グループのさらなる飛躍を目指し、 事業の拡大と企業価値の向上に努めてまいる所存でございますので、引き続き変わらぬご指導、ご鞭撻 を賜りますようお願い申しあげます。

以上

モリトIRニュース(http://www.morito.co.jp/ir/news/file/20161226.pdf)より引用

「やっとかよ」と言うのが当時の個人的な感想で株価が上がるので良いと思っていた。

しかし、その約1ヶ月後の2017年1月中旬に突如、株主優待廃止を含めた株主還元策変更のアナウンスが出された。

内容は

①配当性向の引き上げ②自社株買検討③株主優待の廃止

の3点。

一部市場替えによる株価上昇狙いの投資家もいるが、株主優待狙いがほとんどだと思われるモリトでまさかの株主優待制度廃止。

もちろん株価は下落。会社側もそれを見越して自社株買い実施に含みをもたせたIR発表をしており、最終的には2017年2月中旬に自社株買いを実施している。

結局は

・市場替えアナウンスで株価UP↑
・優待制度廃止で株価DOWN↓
・自社株買いで株価UP↑

で乱高下したものの、昨年末時点よりは2017年2月24日時点では高い水準で推移している。

■モリトの株価推移

まあ自分の場合はまだ含み損なんだけどね・・・。

QUOカードなどの金券類の株主優待は廃止リスクが高い

これ毎回言っているような気がするが、QUOカードや図書カードあるいはジェフグルメカードなど、金券類を株主優待として提供している企業は多いが、今回のモリトの券も含めて廃止になるリスクは非常に高い。

というものの、これらの金券類は自社が発行するものでは無いため、株主優待を提供するにはほぼ額面通りの費用負担をしなければならない。

もし自社が提供するサービスの割引優待であれば、あくまでの自社内で完結するため、費用負担は少なくて済む。

例えばゼンショーが提供するグループ内で使える株主優待500円券は、500円分の費用をゼンショーが負担している訳ではない。

仮に株主優待500円券相当が店で利用されたとしても、利益上は利益率を上乗せした価格設定から500円が引かれるので、丸々500円分が経費になっているわけではない。

(定価100円のランチメニューは原価・経費+利益で価格設定されているので、仮に株主優待券500円分使われても、利益は減るものの、500円分そのままが費用となることは無い)

一方のQUOカードは自社発行の割引券ではなく他社が運営する金券であり、500円分の金券類としてQUOカード加盟店でほぼ額面どおり500円の価値として利用が出来る。

したがって、QUOカードを株主優待として提供するには自社利用の割引を適用させることはできずほぼ額面に近い優待分の費用負担が必要になる。

(QUOカード株主優待実施企業とQUOカード社とQUOカード利用先が不一致なので自社割引は出来ずほぼ額面どおりの費用でQUOカード社から株主優待用のQUOカードを仕入れないといけない)

去年の夏にガストでフレンチトースト食いながら同じ事を書いてるね。

モリトのQuoカード優待到着!ガストのフレンチトーストモーニングで使う
モリト(9837)の株主優待と配当が届いたので、早速ガストのモーニングで使う。Quoカード優待は主要ファミレスは使えるのでかなり重宝している。株主優待利用実績◯請求:646円◯優待:−646円◯現金:0円ガストのフレンチトーストモーニング今回食べたガスト…

これの最後の方。現実となってしまったものはしょうがない。

乞食は額面以上の価値を求める

今回のQUOカード株主優待は利用できる店舗が多くかなり自由度が高い金券。したがってほぼ現金のような扱いで支払に使うことができる。

上記は何を意味するかというと、ポイント加盟店でQUOカードを利用すれば現金払い同様に支払ポイントが貰えるということ。

例えば、自分がよく行くガスト。ここはTポイント加盟店であり、200円の利用につき1ポイントが貯められる。

もし1000円分丸々QUOカードをガストで使えば、Tポイントが5ポイントも貰えることになる。たかだか5ポイントと思うかもしれないが、乞食魂たくましい人はこういう細かいのも意識するもの。

考えによれば1000円分のクオカード額面以上の利回りを得ているようなもの。

(あーでもさすがに5ポイントはしょぼすぎるか。まあカード差し出すだけでポイント貰えるんで貰ったほうが良いけどね。)

このブログもそうだけど、株主優待をネタに記事書いてそこから少しでもお金を得る。そういう意味では、株主優待の額面以上の価値を生み出すように常に日頃意識をしている。