050から始まるIP電話は0120のフリーダイヤルへ基本的には通話することが出来ない。
しかし、ブラステルという会社が提供する050 Freeを使えば全く問題なし。
また、国際通話も国内通話も他のIP電話サービスと比べて超オトクなので紹介したい。
この記事の目次
IP電話使ってますか?
050から始まるIP電話。インターネットを利用しているため、電話代が凄く安いのが特徴。
現在は様々な会社がサービスを提供しているので、使っている人も多いかと思う。
自分は大手携帯会社とは契約せず、格安SIMとGmailとIP電話でスマホ運用をしている。固定費で月額500円未満。(冗談抜きにリアルで)
通信速度は遅いがLINEとかSNS系は全く問題なし。普段のやりとりもLINEなので090とかの携帯番号は特に不要。
SIMは過去紹介しているが今回は電話の件なので話を戻す。
ブラステルのIP電話サービス
自分が電話でよく使っているのがブラステルという会社が提供するIP電話サービス。
ブラステルは外国人向けコミュニケーションサポートのために設立された通信会社。全く知名度は無いが創業から20年経っているので結構老舗。
ブラステルに会員登録をすると050から始まる個別の固定番号が貰え発着信に利用できる。月額費用は完全無料。
通話はプリペイド式で、事前に入金した範囲内で利用が可能になる。
利用に際し、クレジットカード登録は特に不要だが、あればプリペイドのオートチャージ設定も可能になる。
ブラステルの通話アプリ050 Free
ブラステルで取得した050番号はSIPクライアント(IP電話で発着信するためのアプリ)を使ってパソコンでもスマホでも通話可能になる。
数多くあるSIPクライアントの中で、自分がメインで使っているのがブラステル純正スマホアプリの050 Free。
何が良いかというと今回のメイン0120から始まるフリーダイヤルへ通話が可能になるという機能。
他にもブラステルは数多くのメリットがある。
ブラステルのIP電話と050 Freeの実力を実際の画面で紹介
ブラステルのIP電話と050 Freeを使った通話を実際の画面で紹介。
フリーダイヤル0120への通話が可能
ブラステルの一番のメリットが0120への通話が可能になるということ。利用方法は下記手順で至って簡単。
①アプリ起動
②0120番号入力
③発信
以上
※アプリ設定については050番号取得後にガイドに従ってスマホとアカウント情報を連携させるだけ。全く難しくはないのでここでは省略。
実際の画面はこんな感じ。
アプリを起動すれば現時点のプリペイド残高が確認できる。0120への通話であれば残高0円でも特に問題なし。
普通の携帯電話と同じように電話番号を入力。そして発信するだけ。これで通話可能。
※上記はアドレス帳に登録しているクレジットカードのコンシェルジュ番号。アドレス帳登録がなければ特に名称の表示は出ない。
また、ブラステルはインターネットを使ったIP電話なのでネット環境さえあれば海外からでもフリーダイヤル0120への通話が可能。これはかなりのメリットかと。
海外によく行く人は、わざわざ0120ではない市外局番を探し出して電話するという経験をするかと思うが、その煩わしさからも開放される。
国際電話がめちゃくちゃ安くなる
次に国際電話がめちゃくちゃ安いというのを紹介。
国際電話をかける事は滅多に無いかもしれないが、海外をベースに仕事をしたり、海外のサービスを受けている場合は、現地の電話番号へかけるシーンが出てくる。
そんな時、携帯回線を使った通話であれば1分100円とか普通にかかるが、050のIP電話であればお得に料金を抑えられる。
実際にブラステルを使うイメージは下記。
ブラステルを使って国際電話をかける場合は、これも通常の国際電話発信と同じで、
国番号+頭0を除く現地番号
を入力して通話するだけ。
上記の電話番号も例によってアドレス帳に登録しているので登録名称が出ている。左の国旗マークは国番号を入力すると自動で表示してくれる。
ちなみに国番号60はマレーシア。アプリ設定で国旗表示させないことも勿論できる。
通話料はブラステルマイページから確認できる。
11月は30分ちょいの国際電話で132円。12月は1時間40分程の通話でたった470円。もしこれが普通電話回線なら万単位行っている。
※過去、携帯回線から国際電話をしたことがあるが、”Hold on please”なんて言われた時は心臓がドキドキしてしまった。
ちなみに12月に鬼電しているのは、海外のクレジットカードの件で担当者とやり取りをしてたから。日本と同じで一般電話は混み合って全然繋がらず。切ったり掛け直したりの連続。
その後、優遇会員専用の番号にかけたら一発で繋がった・・。この件もあり、そちらの番号を電話帳に登録することに。
他の国の国際通話料金例は下記。
■国別通話料
これであれば海外でも通話料を気にせず電話できるかと。
国内通話も安い
ブラステルは国内通話も安い。
■ブラステルの国内通話料金
・固定:8円/3分
・携帯:5.5円/30秒
これの値段は他のIP電話会社と比べても圧倒的。
サービス名 | 固定電話 | 携帯電話 | 国際電話(アメリカの例) |
---|---|---|---|
ブラステル | 3分8.00円 | 30秒5.50円 | 1分3.99円 |
050Plus | 3分8.64円 | 1分17.28円 | 1分9.00円 |
Smartalk | 30秒8.00円 | 30秒8.00円 | 30秒8.00円 |
Viberの国内通話が無料だった(2016年12月20日終了)ので、普段はブラステルの国内通話を使うことは無かったが、キャンペーンが終わってしまった今、ブラステルの利用頻度は上がると思う。それかLINE OUT。
その他
その他ブラステルと050 Freeを使うメリットも記載。
◯携帯回線とIP電話の使い分けが可能
物凄くお得というわけでは無いが、090などの携帯回線を使っている人であれば、発信元を050と090をアプリ上で使い分けることが出来る。
これで仕事やプライベートで090番号を伝えている人は相手に普段と同じ電話番号で通話が可能に。
◯音質がIP電話の中でもかなり良い
IP電話はインターネット回線を使っているため、通信状況によっては会話が遅延したり、途切れたりしてしまう。
しかし、ブラステルは通話毎に通信状況に応じたチューニングが行われているようで、音質がかなりよく遅延も起きづらい。
自分は普段、もう一つのIP電話サービスも使っているのでその差は物凄く実感している。
ブラステルはデメリットもあるので伝えときます
良いことづくしに思えるブラステルだが、3点程デメリットというか留意点があるので案内。
①留守番電機能は無し
これがブラステル一番のデメリット。ブラステルの050番号へ着信が来たとしても、不在時は発信者は留守番電話を残すことが出来ない。
②ネット環境が無ければ着信履歴なし
①にも関連するが、IP電話はネットを使った電話なので、ネット環境が無かったり通信状態が悪ければ通話が出来ない。そしてブラステルの場合は留守番電話の機能もないので着信履歴にすら残らない。
これがあるためブラステルは発信専用で使うのが一番かと。
③プリペイド残高は有効期限有り
これはあまり大きな問題ではないが一応記載。ブラステルのプリペイドはチャージ日または最終利用日から1年が有効期限になっている。
もしチャージをして1年間一度も使わないと残高は無効になるのでご注意。普通に使っていれば問題は無いが。
良いところを上手く使ってお得にサービスを活用
ブラステルはかなり重宝しているサービス。
050からフリーダイヤル0120への通話は、他社のIP電話会社では絶対出来ない。しかし、ブラステルは多様な通信サービスを提供する老舗通信企業ということもあり、東京発信に切り替えて0120への通話を可能にしているとか。
知名度は無いものの、ネットを探せばこんな感じでお得なサービスはまだまだたくさんあるかと思うので、これからもいろいろ調べて試していきたいと思う。
今回のブラステルの050番号取得・登録方法は内容は一部重複するが下記で紹介しているので興味がある方は御覧ください。
◯フリーダイヤルにIP電話050番号からかける方法(ブラステル)