文章下手改善のための独り言。今回は株の長期保有についての自分の考えを書く。
この記事の目次
株式投資はギャンブル?
株式投資がギャンブルとみなされることがよくあるが、個人的には全く否定はしない。元本が減るリスクがある以上、利益が得られるか損をするかの賭けになっているのは事実。
ただ、個人的に思うのは何をもって利益と見なすか。
株式会社はご存知のとおり、オランダ東インド会社の発足で初めて誕生した。投資家より株式を募り、その資金を元に稼いだ利益を株式保有者に還元するというもの。この考えでは会社が収益を株主還元することで株式投資の利益が得られた。(長期の利益確保・インカムゲイン)
その一方で、現在は株がいくら値上がったか、いくらで売れたかなど株の値動きで利益を見る場合が多い。(短期の利益確保・キャピタルゲイン)
これらどちらが本来の利益なのかというのは無く、あくまでスタンスの違いになる。
塩漬け・長期保有は素人の考え?
自分の場合は会社からの収益分配を長期的に受ける形での利益追求スタンス。株主優待・配当をもらい続けることで、利益を得ていこうと考えている。
値上がりの差益を日々追求するのではなく、究極的には複数の株資産を長期的に持ち、安定的に分配利益を得て生活出来るようになりたいと思っている。
従って含み損の状態になったとしても株主優待・配当が貰える限りは、売却することはなく、逆に含み益が出ても同じく利益確定は行なっていない。
プロの投資家からしたらド素人と言われるかもしれないが、一般人の自分はスキルがなくリスク回避型の性格なのでこれでいい。
ましてや会社員として給料という形で生活の糧をノーリスクでもらっているので、株では収益を日々確保して生活費を稼ぐ必要もない。(投資資金も差益からではなく、給料からでも十分捻出できる)
現金化して何に使うのか?
値上がったら株を売って売却益を確保する、あるいは含み損を拡大させないために損切りをするというのはスゴく基本的な考えなので理解できるが、売って現金化した資金を結局何に使うのかが重要ではないかと思っている。
もし現金化してそのまま持ち続けるのであれば、結局は利益を生まない無駄金になってしまうのでそれを避けるには再投資は必須になる。
また現金化後に再度投資へ回そうとしても、株選定や投資タイミングがわからず、現金をそのまま保有し続ける形になるのであれば、売らずのままにしていれば得られたはずの投資収益を逃すことになる。
明確な目的がなければ現金化は行わず、長期投資で収益が得られる状態にし続けたほうがよいと思っている。
損切りは大切だけどそれはデイトレーダーに対してでしょ?
長期的に収益分配を得るスタンスでいれば、含み損になったからと言って損切りをする必要は全くないと考えている。
証券会社は売買手数料で儲けているので、損が出たらすぐ損切りしろという風潮になっているのかも分からないが、人に流されるのではなく自分の投資スタンスに合わせて行動をするべき。
損切りは大切だがそれは短期売買で差益を随時追求していく人向けの話しだと思っている。
急激に資産を増やしたい!というのでないなら長期スタンスが無難
長期保有では長期的・安定的に利益を得ていく形になる。従って投資資金を短期で回転させていくやり方と違って急激に資産を増やすことはできない。
もし、一気にお金を得たいといのであれば向いてはいないが、それ以外であれば長期にわたって投資先企業と向き合って利益を得ていく長期スタンスがおすすめ。
会社の業績が悪化して無配になったり、あるいは潰れたりしてしまえば元も子もないので、投資の際は会社とその事業内容をしっかりと知る必要があるが、これこそ東オランダ会社にあった従来の株式投資に近い内容。
長期保有では含み益を確定させないので、その部分を活用できないというデメリットもあるが、今では評価額に応じて金利を得らる貸株などサービスができており、含み益部分も上手く収益化できるようになっている。
環境は整っているのでぜひこの機会に自分の投資スタンスを改めて認識し直してみてはどうでしょうか。